2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

令和3年度の終わりに

仕事の後にサウナに入れば、つかの間だけどスイッチオフ……ということにしている。 元来は切り替えベタな気質で間違いないけれど、100℃の部屋で過ごすくらい大げさな儀式をすれば、それなりには切り替わった気分になる。 だからそんなことをこの何年か続けて…

人蔘湯(にんじんゆ)に行ったこと

17時を10分くらいすぎた頃、同じ作業服を着た人たちが入ってきた。 働く人はみんな偉い。 だから一見の客からも「お疲れさまでした」と伝えたくなる。 知るかぎり東京では、人気の銭湯に行列ができる時代になった。 銭湯が生活だった頃、そこに行列はあった…

春休みのニューウイング

「帰る時、一枚でいいから、やっとけよ」と父はチップのことをいう。 「ええ」 「今は、そんな事しないのよ」 「してるよう。気のきいた連中はちゃんとやってんだよ。百円でいいんだ。百円じゃねえや。千円か。ひでえ世の中生きてるな、お前は」 (山田太一…

オリックス6-0西武(ベルーナドーム)

どんな生活をしていても、毎年プロ野球の開幕は楽しみなのだ。 入場制限がなくなって久しぶりに賑やかな野球場に人がたくさんいる、それだけで感動してしまった。 ベルーナドーム(ベルーナとはなんぞやというのはあるが)でオリックス対西武の開幕戦。 「ロ…

サウナピア(愛知県豊橋市)

この日は関東の電力がひっ迫するといわれていたから、中部電力の世界まで疎開した。 電気が足りない、そして子どもを大事にできない国は、滅んでいくに違いない。 だって発展のしようがないじゃんか。 病んだ豊橋駅西口を、病んだ俺が歩く。 世の中はいつか…

実際には手に入らなかった平和な時代

まずまずの規模がある地方都市の駅の、「裏口」のロータリーに迎えの車が集まっていて、待ち人がやってくると早速乗り込んで、それぞれの家路に散っていく。 そんな夕方から夜の風景が好きだ。 写真は豊橋駅の西口で、新幹線が停まる駅に「まずまずの規模」…

だから俺はブルーインパルスを無視した

16日夜の地震の影響は、福島県内の広い範囲に及んだ。 震度6強に見舞われた国見町。ブロック塀の一部が崩れた吉田清さん(64)は「立っていられないほどの強い揺れだった」と声を震わせた。 震度6弱だった大熊町大河原地区の災害公営住宅に住む田中秀男さん…

俺の葬式は受死日にやってほしい

今日の日記なのに、昨日のことだけのつもりで書き出したけれど、とにかく昨日、3月16日は酷かった。 自分の言葉が及ばない地点で、ありとあらゆることが悪いほうへ流れた一日だった。 これは俺の認知の問題ではなく、事実の話と自信を持って言える。 仏滅で…

春は川越湯遊ランド

今でも「東京の人は厚着だな」と思うことが多いのです。 私だって一応は、東京に住んで20年になるんですけれども。 コートと半袖が入り混じった光景が、東京の春らしさだと思っています。 そう言いながら、今日来たのは埼玉県の川越市でした。 東京が春なら…

門別でも水沢でもマカオでもいいから

冷凍のたこ焼きを食った。 そのすぐ後に職場から電話がきて、結構なやりとりをして切った。 まもなく胃腸がムカムカしてきたけれど、原因はどちらなのかわからない。 ムカムカしながら『みんなのKEIBA』で金鯱賞を観た。 楽々と逃げ切ったジャックドールは強…

そもそも俺は今までどうしてサウナになんか入っていたんだろう

つまらない本は最後まで読まなくなった。 つまらない映画は最後まで観なくなった。 映画館を途中で抜け出すのもあれなので、映画館で観るのはやめてしまった。 かつてはなんとかして金と時間と感情の元を取ってやろうとして、結果としてつまらないものにほど…

東京8925人

これまでは、壁がレンガ調で前面がガラスになっている新しいハコに、7と11の看板が付くと、「この建物はいつか何に再利用されるんだろう」と少々意地悪く思ったものだけれど、最近は俺が生きている間くらいはコンビニのままでもつだろうと思うようになった。…

サウナの日なんだからサウナに入ればいい(3S HOTEL HIRATSUKA)

あらためてこんな正式名称だったんだと思う、写真は在りし日の「湘南ひらつか太古の湯グリーンサウナ」。 今は閉店から二度目の春。 当時は広いイメージの店だった。 更地になったら案外狭く見えて、こうしてマンションの建設に入ってみるとまたそれなりに広…

東京9289人

昼間に「エネルギー量」と「エネルギー料」の噛み合わない会話をしただけの一日だった。 俺は仕事で、それほどでっかいハコの面倒を見ているわけでもないけれど、それでも総理大臣が省エネしろなんて言い出す前からとっくに頭に置いてやっていたけれど、光熱…

いまさらだけど広沢は頭のいい男で、小山高校は頭のいい学校なんだな(小山思川温泉)

歳をとると昔の話をするようになるし、同じ話を繰り返すようにもなるけれど、許してほしい。 ここは俺の日記なので。 俺が高校球児だった20世紀末、スポーツ用品店のオヤジたちはよく江川卓の話をしてくれた。 あんな速いボールは見たことがない、下半身がガ…

JR両毛線と東武佐野線がクロスする佐野駅前の小暮食堂(佐野やすらぎの湯)

駅前にたむろしている高校生たちを見ると、俺たちの時代となにも変わらないじゃないかと思う。 しかし俺たちがそうだった時代に、彼らはまだ影も形もなかったのだから、時は流れ過ぎた。 俺は群馬の高校球児で、対戦相手の研究やサイン盗みとは無縁の、公明…