有馬記念で逃げるのはタイトルホルダーか

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今日で11月が終わる。

だからなんだ。

 

仕事から逃げたい、家庭から逃げたい、繰り返す日常から逃げたい、いっそ自分自身から逃げたい。

きっと来月の俺は、有馬記念で逃げ馬からの馬券にぶち込んで、沈没すると思う。

逃げるのはタイトルホルダーか、福島記念で大逃げを決めたパンサラッサか、それとも復活のキセキか。

こうして名前を挙げてみると案外魅力はあるけれど、きっと俺が単勝馬券を買ったら3コーナーで手応えがなくなって、4コーナーで沈んでしまうだろう。

そうして今年が終わっていく。

 

酷い夏を過ごしたせいで、今年の俺はもう11月で売り切れてしまった。

人気もないのに、誰にも買われないのに、売り切れてしまった。

気力はもともと欠けていたにしても、体力がない。

体が痛い。

頭が痛い、目の奥が痛い、首が痛い、背中が痛い、ふくらはぎが痛い、足の裏が痛い。

不思議と膝は痛くなったことがない。

「心配するな、うまくいくよ。しかしもうちょっと速く歩けよ。いまは、いそがしいんだから」

と、スナフキンがいいました。

すると、ヘムルが、すてばちにどなったのです。

「なに、いそがしい。そうか、みんないそがしがって、がさがさしよって。この世界には、どこにも平和がないわい」

トーベ・ヤンソンムーミン谷の彗星』)

今日は2021年の13月20日あたりを生きている体感だった。

今年は長い。

都知事はどうして今の状況についてフリップを持って説明しないのかと思いながらAKスパ

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「夜の街」という言葉が指しているのは、大方は歌舞伎町だと思われてきたのではないか。

歌舞伎町は去年の春からずっと、日本における新型コロナの発生源のように扱われてきた。

そうなると、アンダーグラウンドな造りと客層も相まって、AKスパからは足が遠のいていた。

自分だって新型コロナ対策の捨て駒として扱われていたくせに、ある意味仲間でもあるくせに、俺がとった態度は薄情だったと思う。

今日ここにやってきたのは、去年の2月29日以来。

そうだ、去年は閏年だったんだ、本来のオリンピックの年だったんだ。

感染拡大をすべて都民のせいにして、ヒステリックな会見を繰り返してきた都知事は、今の状況については特にフリップを持ってメッセージを発信しようとはしない。

念願の東京オリンピックを開催できてもう悔いはないのだろう。

AKスパは自分が持っていた記憶との相違を見つけるのが難しかった。

要するにこれまでのコロナ禍を越えて特になにも変わっていなかった。

このしぶとさが歌舞伎町らしさで、AKスパらしさだと思った。

約10分の1セットの中で88℃から106℃まで、室温の変動が激しいサウナもそのままで健在だった。
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「カキーン」ではない、軟式ボール特有の「ポコッ、ペコッ」という音が聞こえてこない。

AKスパの向かいにあるオスローのバッティングセンターは閉店してしまったのかと思ったが、どうやら改装中だった。

人間に欲があるうちは、欲望の念が強い街は甦ると思っている。
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もっと遠くへとの思いもあったが、それでも行き先を新宿までに留めたのは、夜には日本シリーズをテレビ観戦したいから。

きっと今日はエース山本由伸が完封するんだ、やっとオリックス打線が爆発するんだ、3勝3敗になって明日には第7戦を迎えるんだ……

いい風呂の日は稲荷湯へ

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11月26日の「いい風呂の日」だから八王子の稲荷湯に行った。

……本当はジムサウナと境南浴場が休みの金曜だから稲荷湯に行った。

いい風呂の日に気づいたのは、ここの浴室が奇数日と偶数日で入れ替わりになるから、そこで日付を意識したから。

偶数日の男湯はオートロウリュが湿度を補給してくれるロッキーサウナ。

大人も子どもも、墨入りの人もそうでない人も、揃ってテレビのハリーポッターを眺めていた。

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今日の俺はたまたまいい風呂の日に気づいたクチだったけど、ただの語呂合わせでも粗品進呈くらいの記念日でも、楽しめるものは楽しんだほうがいいな。

「俺は土用の丑の日でもうなぎなんか食わない」とわざわざニヤニヤ宣言する手合いが苦手。

あのタイプのニヤニヤと、適当に他人と差別化して上に立ったつもりの浅さが嫌い。

要するに俺はたいていの他人が大嫌い。

きっと他人も俺を大嫌い。

だから、まあ、そんなもんで、世の中は案外バランスが取れてるんじゃないかということで。

八王子駅北口のくまざわ書店は20年経っても雰囲気が変わらない、サブちゃんの自宅と並ぶ八王子の象徴だと思っている。

 

以上

吉田正尚のバッティングが戻るまで地球を止めてくれ

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睡眠が足りないとバカになる。

今の俺が証明している。

 

そもそもが去年の春には路上生活者になろうとしていたのに。

最後は狂って死ぬ、というのが魅力だった。

それが今は博士課程の先行研究なのだから、臆病者もいいところだ。

 

鼻の粘膜がヒリつくサウナに入りたい。

身体が出たがらない水風呂に入りたい。

 

しんどい時はしんどい顔をして生きるしかない。

オリックスが<2>戦から3連敗で1勝3敗となり、後がなくなった。日本シリーズで1勝2敗から王手をかけられたのは、18年広島以来25度目。過去24度のうち55年巨人以外すべて敗退しており、V確率は4%しかない。

(日刊スポーツ)

もう記事の中身を詳しく読む頭も残っていない深夜だけれど、4%なら案外と確率はあるじゃないかと思ってしまった。

ちょっとは野球を知った母集団からリサーチしても、開幕前にオリックスの優勝を予想していた人は4%もいなかっただろう。

各チームのファンがそれぞれのチームに機械的に1票を投じても、オリックスのそれは4%には及ばなかっただろう。

プロ野球ファンの中で、オリックスを応援している人なんて4%もいないのだから。

もうすぐ11月も終わりなのに、俺はまだまだオリックスの野球が観たい。

吉田正尚のバッティングが戻るまで、杉本裕太郎が内角ストレートに詰まらなくなるまで、誰か地球を止めてほしい。

新宿区役所前のサウナ≒カプセルプラス横浜のサウナ

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新宿区役所前のサウナは、しばらく来ない間に様変わりしていた。

セルフロウリュができるストーブに替わり、木の黒が濃くて照明が抑えられたサウナ室は、カプセルプラス横浜の雰囲気に近い。

運営会社が同じという噂だが、そこは同じノウハウで近づけてくるものなのだろうか。

砂時計が落ち切るたびに、どうしてかいつも同じおじさんが「ロウリュしていいですか?」と訊いてくれる流れ。

数年前までのなかなか汗が出ない区役所前サウナのイメージは払拭されていた。

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歌舞伎町には人が戻っていた。

空きテナントの掲示もだいぶ減っているように感じた。

ただ俺は、どの店も閉まり若者だけが「路上飲み」とやらで群がっていた、権力の匂いがしないコロナ全盛の歌舞伎町が好きだった。

俺は路上飲みをしていたわけではなく、その時もまだ旧ストーブを使っていた区役所前サウナに向かうついでに覗いた程度だったけど。

若者がジジイやババアに使われていない光景が新鮮で、好ましかった。

本来この国はこうあるべきとすら思った。

それでは経済が回らないと言われそうだが、あの光景に比べたら、経済なんかクソでも喰らえ。

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中華料理五十番で五目チャーハン。

とにかくしょっぱいチャーハンが食べたかったら、五目の付かないチャーハンをお勧めする。