2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

研究者になる前に

ある日の研究室に、旦那さんと娘さんと手を繋いだ真ん中になって、ひとりの院生がやってきた。 お母さんがどんなところで研究をしていたのか、最後に見せてあげたかったのだそうだ。 彼女はこの世界を去っていく。 あきらめて去っていく。 「あなたの論文が…

きっと北陸に行く

1月は被災地で3日間働いた。 たかが3日間、されど3日間だ。 作業の動線が築かれていない中での3日間はしんどかった。 俺はその3日間の中で舌を切った。 正確には噛み切った。 で、この前の日曜日。 仕事の帰りに下高井戸の月見湯へ行って、やっぱり錆びた水…

月に32日働いたら32回サウナに入りたい

そんなに遠くから人がやってくるような銭湯ではない。 けれど府中の旭湯は、静かで熱さもあるサウナが素晴らしい銭湯なんだ。 なんというか、一日を精算するのに向いた場所である。 振り返ったり反省したりするのではなく「今日の中でこういう時間が持てたか…

リンゴはあまり好きではないが、人からもらったので喜んで食べた

笑っちゃうくらい酷い一日だった。 世の中にはこうして笑うしかないから笑っている人間もいるのだ。 そんなことをこのブログの中で3回くらい書いている気がする。 それにしても本当に楽しくて笑っている人なんてどれくらいいるのだろうか? あまりに酷かった…

春の湯は混んでいると安心する

アサヒトレンド21に入って空いていると得をした気持ちになる。 春の湯は混んでいると安心する。 それが三鷹の銭湯だ。 今日の春の湯は風呂場は賑やかでも、サウナは静かだった。 精神科の待合室で流れているようなBGMもよく聴こえた。 今日は10日ぶりの休み…

血はぬるい液体だった

この数日間は普段より遠い場所で働いていた。俺はその遠い場所で舌を切った。不意にフンッ!と力を入れなければいけなくなって、フンッ!と力を入れたら歯が舌に刺さった。これだけ書くと間抜けだけれど、間抜けだったのは確かだから仕方がない。どうせ俺の…

境南浴場と素浪人と山下舜平大と宮城大弥の日常性

www.chunichi.co.jp 「頑張ったね。助けてあげられなんだ。ごめんね」 (中日新聞Webより) 野球が観たい、プロ野球が観たい。 まだキャンプインもしていないのはわかっているけど。 元日のニューイヤー駅伝はもちろん、2日からの箱根駅伝も予定通り開催され…