今日は狛江の富の湯で朝風呂に入った。
そして小田急線の喜多見駅の近くにある定食屋「小六」でとんみそ焼き定食を食べた。
ビールもお願いした。
接客のお姉さんとたくさん話した。
富の湯から歩いてきたと伝えると「そんなにたくさん歩いたら栄養摂っていかないと」と気持ちよく笑ってくれた。
店内には水原茂のサインがあって目を疑った。
こうなると「三原脩さんのサインはないですか?」と訊いてしまった。
「三原はないんだよなぁ」と奥のほうで調理をしているご主人の声が聞こえてきた。
「うちはね、テレビの取材とか映画の撮影の依頼もあったんだけど、断ってきたの」とお姉さんは話していた。
とっつきやすいお店で、特にメディアに悪い思い出があるわけでもなく、お客さんが増えたら対応する自信がないということだった。
帰り道に研究室の友人と会うために下北沢を回った。
久しぶりに本を買った。
寺山修司の『旅路の果て』は、いまどきになるとこの帯になるのだと感心した。
ウメノチカラ、カブトシロー、ガルカドール、ダイヤモンド必勝法機械、人生の未勝利…学校で古文や漢文を教えるのをやめたら、こういう本が代わりの古典になるのかもしれないと思った。
ベンチの位置の低さもあり、もともと熱々とは評しがたい富の湯のサウナだが、朝にスイッチを入れて間もないせいか記憶よりさらにマイルドだった。
しかし1セット目に18分入った後に体重を計ってみると、すでに2キロ分も汗が出ていたのだった。
【富の湯】
以上