ここは絵になる坂で有名らしいんだけど、どうにも手前が暗すぎるし、いかんせん工事中だったのでこれは仕方がない。
時は如月、「年度末だから予算消化で工事をしているんだろう」などと昭和の俗説を開陳してわかったような顔をしている人がいる。
そうじゃないよ、「ここまできたから今年度は何とかなるだろう」と、ようやく本来は手を付けたかったところを何とかできる時期になっただけなのだ。
災害は金持ちが住んでいる土地だからと避けてくれるわけでもないのだから。
今日は理由があって港区高輪をうろうろする数時間があった。
大した理由ではないけれど、そのくせ説明には字数が必要なので、あとで直接会った人にだけ教えてあげる。
泉岳寺の駅名にはインパクトがあるから知っていたけど、港区高輪の駅だとは認識していなかった。
すぐ隣には東海大高輪の高校と中学があった。
泉岳寺の敷地内に「首洗い井戸」なる恐ろしげなスポットもあったけれど、この手のものはとりあえずのぞき込んでしまうのがサウナ愛好家というか、水風呂愛好家の性だ。
見たところ、今はこんこんと水が湧いている雰囲気ではなかった。
高輪のプリンスホテルにもサウナはあるらしいけど、宿泊者しか利用できないらしく俺とは一生縁がない。
そこで西大井まで移動してピース湯に行った。
看板に↙印があって、矢印の通り坂の下に銭湯があるロケーションがいい。
この雰囲気をうまく立体感のある写真に収められる人に、ぜひサウナの世界に入ってきてほしい。
お客が15時半のオープンに殺到するのではなく、じわじわと増えていくタイプで鶴見の竹の湯も確かそうだった。
浴室の入り口に「入りすぎに御注意」の貼り紙があって、居心地のいい銭湯なのだろうと嬉しくなって入ったらその通りだった。
以上