ミスドの箱も自分で組み立てられない

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今日はなんにもしない火曜日にするつもりだったんだ。

 

ところが朝の5時半に目が覚めて論文になど手を付けてしまって、さらに9時になったら職場から「体調が悪いので代わってもらえないか」との連絡がきてしまった。

午後に来てくればいいというので、まともに考えれば13時かと思うのだが、私は気が利くので12時ちょうどから代わることにした。

ああ、なんにもしない火曜日…

 

でも、よかった。

もともとその仕事をするはずだったのは、かなりピリピリした人だった。

俺はそのピリピリがかつては鎧であったのを知っているのだけれど、脱がないうちにすっかり体に定着してしまったのも知っている。

正直、周りは息苦しそうだった。

しかし代役が俺になって雰囲気が変わった。

「この人はとにかく不器用なんで、ミスドの箱も自分で組み立てることができなかったんです。おかげでそこのミスドはセルフモードを止めてしまいました」と紹介されて、爆笑された。

さすが俺にミスドを動かすほどの力はないと思うけど、箱を組み立てられなかったのは確かだから認めざるを得ない。

今日はやることはやったよ、ミスドではなく仕事でね。

体調が悪い時はお互いさまだ。

人助けの一日だったと思えばいいんだよ。

ただそのピリピリの鎧を脱ぐのはあきらめてはいけないと思う。

もしかして当人にそれを伝えるまでが今日の仕事なのかもしれない。

 

せっかくだからミスドのドーナツを買って帰ればわかりやすいオチになったんだけど、買わなかった。

スーパーで3個255円の菓子パンを6個買ったので、これを明日の家族の朝食とする。

 

以上