昔から絵が描けない、最近は字も書けない、楽器も扱えない、まともに歌も歌えない、馬券も当たらない、運転も下手。
自分のことを謙遜して「何をやっても中途半端で…」という人がいる。
いやいや、中途半端な地点まででも到達できているということは、スタートは切れているわけでしょう。
途中までは走れたわけでしょう。
それだけでもう、立派なもんですよ。
こっちは中途半端にまですら到達できないんだ。
まともにスタートすら切れないんだ。
意欲の問題、繰り返せばできるようになる、できないのは甘え。
世の常識としてはそういうことにしておかなければならないのだろう。
そうでないと、とっとと諦める人間ばかりになってしまって、便利に使える命が足りなくなってしまうから。
でもね、手も付けられないというか、手を付けようにもどうにもならない人間もいるんだよ。
そしてこの駄目な感じを後世に残すために、8年くらい前にこんな日記を始めたのだ。
ミスドの持ち帰り用の箱をセルフで、トングでとんとんやって自分で組み立てることすら、俺はできなかった。
レジで歳が半分くらいのお姉さんが「これだと底が抜けちゃうかもしれないから、入れ替えますね」と新しい箱に詰めてくれた。
せっかくのセルフ方式なのに、俺はミスドの仕事を増やしてしまった。
そしてしばらく経って、セルフ方式は廃止された。
今日のサウナは町田の森乃彩だった。
以上