北海道に3軒、青森2軒、岩手7軒、宮城7軒、福島1軒。
そしてどうしてか埼玉と広島に1軒ずつ。
「どうしても川越に半田屋がほしい!」と思って我慢ができなかった、高い志を持った人がいたのだろう。
そうでなかったとしてもそういう物語にしておいてほしい。
どうせ真実がわからないのなら、物語はおもしろくて、美しいほうがいい。
店内のどこにも「豚汁うどん」の文字はないのに、頼んでみると当たり前のように出てくるから笑ってしまう。
他のお客さんたちも皆、セルフ方式の最後の締めに豚汁をオーダーしている。
めし(小)、豚汁、梅干しだけで済ませていた作業着の紳士が実に格好よかった。
粋とはこういうことなのかと思った。
ここの豚汁はジャンク系チェーン店にありがちな濃い味ではないので、おかずに濃い目のものをピックアップするのもまたいい。
粋ではない俺だが、唐揚げに辛口のBBQ風を選んだのは正解だった。
今度は広島の半田屋に行きたい。
そして半田屋の「めし(小)」は一般人のどんぶりサイズである。
この日のサウナは川越の小江戸温泉KASHIBA。
ここはまだオープンして1年を超えたあたり。
出来た瞬間から人気施設になるのは間違いないシチュエーションだったので、収容力を最優先にした詰め込み型のスタジアムサウナなのでは…
と構えて入ったが、フラット4段と表現したくなる座面の長い足を伸ばせるサウナだった。
型は熊谷の花湯スパリゾートに似ているだろうか?
30分ごとのオートロウリュに当たらなくても、広い室内に満遍なく熱が行き渡る立派なサウナだった。
【小江戸温泉KASHIBA】
以上