この日は山手線の運転がおかしなことになっていて、おかげで閑散としていた駒込駅から、歩いて15分くらいだったか。
ネットでは徒歩10分と案内されていたから、足の長い人はそのくらいの時間でたどり着けるのだろう。
商店街を抜けた先の住宅地に、香取湯はあった。
銭湯の入浴料に、追加のサウナ料金はわずかに50円!
どうせなら80円にして、入浴料と合計で600円にしてしまえばいいのにと思ったし、なんなら180円でも280円でも380円でもいいとも思った。
清潔で真っ白い浴室、水量豊かでロスコと同じ駒込の水が流れる風呂と水風呂、手が届きそうな距離に遠赤ストーブがあるサウナ室。
褒めたいところがたくさんあって、もうキリがない。
そんな銭湯が住宅地の中でポツンと光を放っていて、駒込の人たちは香取湯を大事に、なんだか懐に入れて人に知られないように守っているように思えた。
そうなるとさあ、こういうところに書くかどうかも迷うんだけど、土曜の夜なのに男湯には2人しかいなかったし、このブログも以前よりはかなり落ち着いたアクセス数になっているので、書き残してもいいだろう。
香取湯(豊島区|駒込駅) 92歳の2代目を筆頭に、3世代で暖簾を守る!家族総出で磨く浴室は、どこもピカピカで気持ちいい! | 【公式】東京銭湯/東京都浴場組合
この日は研究の発表があったので、ほとんど眠れていなかった。
準備が間に合っていなかったこともあるし、そもそも準備には終わりがないので、それまでにどれだけの時間を費やしたところで、直前まであがき続けるのには変わりがない。
こういうの、できるやつはさらっと終えて熟睡しているのも知っている。
馬鹿が賢ぶって生きるのは大変なんだよ。
でもね、賢いやつに復讐するにはこれしかないから、仕方がないね。
以上