木曽路はすべて山の中。
東久留米は藪の中。
西にはカープの広島市があり、北にはファイターズの本拠地になるらしい北広島市がある。
名前は似ていてもゆかりがあるわけではなく、久留米市と東久留米市は姉妹都市でもないらしい。
こんなに空が青いのに、ウイルスってやつはどこかに遊びに消えてやろうとか思わないんですかね?
東久留米でもマスクをせずに表を歩く人はほぼ、見かけなかった。
油断、気の緩み、最近マスクをしない人が増えてきた。
そういうテレビで報じられている実態はどこにあるんですかね?
テレビ局は東久留米まで来てみろよ。
平成の水百選に選ばれたという落合川の流れ。
もはや死語かと思っていた「川遊び」をしている子どもたちを、街中で見かけるとは思っていなかった。
GoToなんとかには参加できなくても、ふてくされずに過ごしていれば、知らない東京はまだまだある。
ちなみにその平成の水百選、当たり前のように大垣の水も選出されている。
東久留米駅から直行したら徒歩で10分くらいではないか。
目的地は銭湯だから、長い煙突を目印にすれば迷わない。
今日は第二喜多の湯、もちろん水の良さが評判の銭湯だ。
去年の5月までは、第二の付かない喜多の湯が清瀬で営業していた。
あちらの思い出は、俺の短い足ではもったいないくらい細長い水風呂と、カラカラサウナ室で流れていた『この木なんの木』。
根無し草になってしまったが、後発の第二喜多の湯はまだまだ頑張ってくれると信じる。
この立派な店構え、そして入浴470円にサウナの追加料金なし!の太っ腹銭湯。
浴室の壁にはあの武蔵野市の境南浴場と同じ鳳凰のタイル画があって、何か兄弟仁義の関係なのだろうか。
しかしこの第二喜多の湯の水風呂は太い蛇口からの激しい掛け流しで、境南浴場のそれよりも荒ぶっていて、若干水質にとろみがあるようだった。
17℃と銭湯の水風呂にしては相当冷たい部類だが、身体が出たがらなかったので長く入ってしまった。
熱を取り戻すべくサウナ室に入ると、こちらも極端でカーッと熱い。
サウナ好きの筋では水風呂が人気の銭湯だが、このサウナもなかなかの上物だ。
遠赤外線ストーブのすぐ横にまでベンチがあり、「爺様ー俺ー遠赤外線ストーブ」の3人が並ぶフォーメーションを組まれた1セット目は肌がヒリヒリする思いだった(それを喜んでるんだけど)。
追加料金がないせいなのだろう、みっちりサウナに入るお客は少なく、皆風呂の合間の腰掛けにサウナ室へ入ってくる雰囲気だった。
ここは感覚に任せると延々とサウナ→水風呂を繰り返してしまう。
出た後の缶ビールは美味かったなあ。
クラクラしながら、フラフラ歩いて、東久留米の駅に向かったのだった。
【第二喜多の湯】