この環状4号線から角を曲がっていく道の雰囲気、武蔵境の境南浴場に似てるんだわ。
境南浴場の手前には甲賀クリニックがある。
亀遊舘の手前にはおばな歯科医院がある。
「亀遊舘」の看板の下に0.02ミリ、サガミオリジナルの何かが売っている。
意味深な光景だ。
逆光でごめんね。
むしろ後光がさしているという解釈で。
(以下3枚の写真は亀遊舘ホームページから引用)
いきなりサウナの話になるけれど、銭湯の遠赤外線ガスストーブで、こんなに熱さと湿度が両立したセッティングができるとは!
この細長くコンパクトな形状が幸いしているのも確かなのだろうが、この体感温度の高さは、なるほどその筋では人気が出るはずだと思った(俺もSNSでの評判を見てここを知ったので)。
昨年秋に閉店した、千葉のノーブルがこんな感じだったか。
専業サウナ屋を連想させるサウナ、やっぱり亀遊舘はなかなかやるな。
テレビはなく、演歌な客層を相手にJ-POPが流れ続けるサウナ室。
3セット目で「もうボチボチか」と思い始めた頃にサザンが流れて、ここはやっぱり神奈川のサウナだなと思った。
地元の爺様たちはマスクをしたままで汗をかいていた。
「一年を通して20℃前後……」なんて書かれた説明版があった水風呂。
本当に夏でもこれなら文句なしでしょう。
この水風呂はおそらく亀遊舘自慢の一品。
いったん浴室を出て、脱衣所の向こう側にある外気浴スペース。
この構造は後付けで間違いないが、こうして造ってくれただけでも嬉しくなる。
ああ、わかってる人がやってくれている店なんだなと思う。
営業時間は13時から22時、土日祝日は10時から。
月曜定休で、入浴とサウナは合わせて690円。
物販もたくさんあって「亀」の文字が入ったTシャツからは、どことなくドラゴンボールの雰囲気が醸し出されていた。
無料の駐車場あり。
最寄り駅は京急の金沢八景か追浜だが、どちらの駅からでも歩けば20分はかかると思われる。
我が家もとうとう、今月になって車を買った。
だからこそファーストドライブは電車では行きにくいサウナに行ってやろうと思っていた。
その瞬間から、初めての亀遊舘が頭にあった。
来てから思い出した。
この界隈をウロウロするのは23年ぶりで、23年前の2月も俺はこのあたりに居たのだ。
当時の俺は「横浜っつったって、ここ端っこじゃん?」なんて生意気なことを思いながら、二次試験は玉砕したのだった。
【亀遊舘】