今夜の境南浴場の水風呂に入った瞬間に、去年の夏に酷い仕事をしながら夜にはここに来ていたこととか、あるいはコロナ前に仲間たちとここに集まってから餃子の王将で飲み放題をしたこととか、かつてここで見たサウナと風呂を楽しそうに巡っていた顔の四角いあの人はきっと『サ道』の偶然さんだったこととか、いろんなことを思い出した。
ジワジワと、ではなく一瞬で記憶が一巡する感覚で思い出した。
これはおそらく「走馬灯のように」というやつだ。
柔らかな水風呂の感触で甦る記憶。
このまま境南浴場の水風呂で息絶えたら本望だが、閉店間際の若女将に迷惑をかけるわけにはいかない。
まん延防止なんとかのせいで武蔵境の街は暗く、おかげでイルミネーションが映えていた。
今年も生活の傍にサウナを置いて生きていくつもりなんだけど、果たしてどうなるか。
1月24日にして今年初めてだった境南浴場。
あけましておめでとうございました。
以上