そんなにはっきり秋にならなくても、秋の気配が出てきた時点で夏は終わり。
そう思うと、子どもの頃に培われた8月31日に夏が終わる感覚は、まだ生かしておいてよさそうだ。
浅草の湯どんぶり栄湯の、影のような場所にあったのが鶴の湯。
その存在感自体がもう大好き。
「世界の盗塁王の次の盗塁王」1番セカンド 大石大二郎は素晴らしい。
「シーズン200三振のホームラン王」3番レフト ラルフ・ブライアントは凄まじい。
湯どんぶりはブライアントより大石タイプのような気がするけれど、この鶴の湯はどんなタイプの銭湯ともうまく繋がる「イチローの前のシーズン最多安打記録保持者」2番センター 新井宏昌なのである。
立派な外観に負けない、広く清潔な浴室。
いまどきサウナ料金を取らない銭湯なのに、入ってみるとしっかりサウナマットが敷かれた遠赤外線ラドンサウナがあって、水風呂にも順番待ちなど気にする必要がない広さがある。
どんどん価格が上がっていく銭湯サウナに、こりゃ老後の楽しみにはできんわ…との思いを抱いていたけれど、この鶴の湯みたいな銭湯が長持ちしてくれれば、なんとかなるんだけどなぁ。
【鶴の湯】
https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-78
ずっと夏がいいな。
暑い夏にうんざりしていた連中は、秋の気配に喜んでる?
俺は悲しい。
こうして最後に悲しんでいるんだから、俺の負けだわ。
大丈夫、なにをやっても負けるのには慣れているから。
以上