1枠1番 ソーヴァリアント
大器と言われて2度のチャレンジCを制したのみの実績はどうなのよ?ルメール騎乗で人気は間違いないからこそ軽視のほうがおいしくなる。札幌2戦2勝の戦績はあるがともに少頭数の条件戦では
2枠2番 ウインマリリン
去年の3着馬だが相手は去年より強力になった。苦しい時ほど頼れる鞍上松岡がほどよく前目の位置を取れれば
2枠3番 ウィンマイティー
昨秋の走りを見る限り一線級が相手ではもう苦しい6歳牝馬。調教の評価は高かったようだが、それでもどこまで健闘できるか
3枠4番 シャフリヤール
Cデムーロが騎乗してから煮え切らない結果が続いている感。ここは日本、横山武史への乗り替わりをプラス要素にとらえれば、なんといってもダービー馬
3枠5番 ジャックドール
去年の覇者。ただ去年は大阪杯から直接、今年は大阪杯から安田記念を余計に挟んだ臨戦過程。ひとつ歳をとった分も含めて、ゴール前でちょい差しされるイメージかなあ…
4枠6番 ダノンベルーガ
不安は右回りでの戦績の薄さ。それでもモレイラ騎乗なら頭まで考えたが、陣営がどうも弱気。もともとコメントを額面通りとりにくい厩舎ではあるけれど
4枠7番 ヤマニンサルバム
オープン未勝利、函館記念11着からの臨戦では単純に力が足りない
5枠8番 マテンロウレオ
大阪杯4着→天皇賞・春5着の戦績は立派だが、追い切り本数が足りないとの声。ハンデ戦、非根幹距離など野暮ったい要素があったほうが活きるタイプに思えて
5枠9番 アフリカンゴールド
もっと距離がないと逃げの形には持ち込めないのでは。無理に先手を取りにいけば3コーナー手前で失速やむなし
6枠10番 トップナイフ
14着だったダービーを思えば適正距離のレースに戻れた印象。父から息子の横山和生に乗り替わって、内を突く騎乗ができれば面白いが
6枠11番 ラーグルフ
併せ馬で先着を許した調教をどう見るか。春に中山の重賞で好走した実績からして、まったく無視するのももったいない馬のはずなのだが
7枠12番 ヒシイグアス
大阪杯の7着で影が薄くなってしまったが、本来は間隔を開けながらも安定した走りをしてきた馬。4ヶ月半の休養明けを素直にリフレッシュ要素にとらえれば
7枠13番 プログノーシス
川田ですら好スタートが切れない馬。ディープインパクト産駒の末脚がハマればというところだが、ジャックドールに展開を支配されるとちょい差しのイメージは浮かびにくく
8枠14番 イズジョーノキセキ
13番人気の有馬記念で4着するなど意外性はある。関係者のコメントからは前走クイーンS5着からの上昇も見込める様子。岩田父のイン突きが見られれば馬券圏内も
8枠15番 ユニコーンライオン
大外から逃げて玉砕、が一番美しいかな
◎シャフリヤール
◯プログノーシス
▲ジャックドール
★ヒシイグアス
△ウインマリリン
△イズジョーノキセキ
先にいく4頭と、ぴったりマークしていくサクラスイセイ。その5頭が、共倒れになって一瞬の切れ味を持った馬、たとえばキョウエイヤヨイが抜け出してくるのではないかな。
と、私は推理していると、スシ屋の政が冷やかした。「刑事になったつもりで、逃げる相手を追っかけても、つかまえるとは限らないぜ」
(寺山修司『ネバーセイダイ』より)