2023大阪杯 予想と短評

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1枠1番 ジェラルディーナ

エリザベス女王杯では後に香港の国際レースを勝つウインマリリンを破り、有馬記念でも3着に入った実績馬。ただ福永→横山武→Cデムーロときて、今回岩田の息子さんへの乗り替わりはどうなのか?

1枠2番 マリアエレーナ

昨夏の小倉記念では同じ54キロでお隣のジェラルディーナを下している。それ以来の右回りで良さが出れば

2枠3番 モズベッロ

望みを託すのなら雨馬場だがおそらく明日は春の晴天。完走を祈る

2枠4番 ノースブリッジ

最近は弱気なコメントを見るようになった奥村厩舎。前走AJCCの勝利は流れも向いた。野暮ったさが抜けない、いかにもなモーリス産駒でちょい足らず

3枠5番 ワンダフルタウン

青葉賞で売り切れ補充なし

3枠6番 ヴェルトライゼンデ

長期休養を乗り越えての覚醒。ただ59キロを背負って勝った前走の日経新春杯は中京だった。好成績は左回り、6歳にして初めての阪神コースはマイナス要因

4枠7番 マテンロウレオ

重賞ではどうも着拾い?の競馬に見える。ジャックドールの展開になれば、ちょい差しで馬券圏内の期待も

4枠8番 ラーグルフ

3走前までは条件馬。中山記念の内容を見る限り、買い目に入れるにしてもヒシイグアスより後ろにマークするのが順当

5枠9番 ジャックドール

パンサラッサに翻弄されてきた感もあるが、ならばここは本来の逃げを見せるチャンス。先手を取れば道中むやみに絡まれはしないはず。なにしろ鞍上は武豊なのだから

5枠10番 ポタジェ

去年は8番人気で大阪杯を制したものの、以降は冴えない走りが続く。先行できても粘れるイメージはもう浮かばない

6枠11番 スターズオンアース

実力は認めるしかない牝馬二冠馬だが、プラス体重濃厚の休み明けでどうなのか。どうも順調さに欠けるのは去年の冬に休みなく使ったツケ?

6枠12番 キラーアビリティ

先週の高松宮記念G1ジョッキーになった団野の騎乗。忘れてはいけない大阪杯と相性のいいディープインパクト産駒。人気薄だが三連単の3列目なら

7枠13番 ダノンザキッド

ゲート審査の合格が目標だった調整過程は評価が難しい。走りながら適正距離を見失ってしまった感もあって

7枠14番 ヒシイグアス

去年は5番人気4着。前走「まずひと叩き」の雰囲気があった中山記念を見事に勝ってしまったのは高評価。香港の次走だった去年より臨戦過程もプラス材料

8枠15番 ヒンドゥタイムズ

2年前に大阪城Sを勝って以来、馬券圏内に入ったのは小倉のレースだけ。年齢を重ね器用さで善戦できても、阪神コースの底力勝負では厳しい

8枠16番 ノースザワールド

オープン入りを果たしたご褒美に思い出作りの一戦。嫌いじゃない

 

◎ヒシイグアス

◯ジェラルディーナ

▲ジャックドール

★スターズオンアース

△マリアエレーナ

△ヴェルトライゼンデ

△キラーアビリティ

「ねえ、馬はその日のレースがどこで終わるのかわかってるのかしら」と、トルコの桃ちゃんがいった。もっともな話である。

スタートした馬が、きょうは一周なのか、一周半なのかわかってるはずはない。カブトシローのように、三千メートルのレースでも千二百メートルのレースでも、一周して先頭でゴールすると、あとはソラを使ってしまう馬もいたものだった。

だから逃げ馬の多い二千メートルのレースなどになると、どうしても前半にハナを切ることに熱中し、ゴールのことなど考える馬はいなくなってしまう。

寺山修司『風の吹くまま』より)