1枠1番 ナランフレグ
9番人気4着の高松宮記念は大健闘だったものの、だいぶスプリントに特化してきた感。東京マイルで力強く伸びる姿は想像しがたい
1枠2番 メイケイエール
直前の調教を軽くしたのは、もはや制御を諦めたからなのではとすら思う。無事にゴールしてほしい
2枠3番 ジャックドール
ずっと2000mにこだわって使われてきた馬がここでマイルG1へ。先行してペースで翻弄するタイプなだけに、マイルの流れでレースを支配するのは難しそう。人気どころだけに切ってしまう手
2枠4番 セリフォス
去年の秋のマイル王。ドバイ帰りがどう出るかパドックを要チェック。乗り方はおそらく追い込んでどこまで
3枠5番 ソダシ
芝・ダートすら問わない東京マイルなら安定して頑張る馬。去年並みにスローの展開になれば頼もしい先行タイプだが、問題はヴィクトリアマイルから中2週のローテーション
3枠6番 ダノンスコーピオン
去年の春にNHKマイルCを制した後は尻すぼみ。主戦の川田もソダシに奪われて大望できる要素が見出せず
4枠7番 ガイアフォース
どうしても目が向くキタサンブラック産駒。秋には菊花賞で1番人気だった馬が、翌春には安田記念のダークホースになるとは。前走マイラーズCでは直線しっかり伸びての2着で、適性はこちらかも
4枠8番 ドルチェモア
デビューから3戦で売り切れ。まだまだ古馬との混合は苦しい時期
5枠9番 シャンパンカラー
ウチパクの闘魂注入で制したNHKマイルCは見事だった。が、突き抜けた力があるわけではなく、やはり古馬相手ではまだまだ及ばないかと
5枠10番 ソウルラッシュ
マイル路線で好走を続けているが、去年の安田記念だけは6番人気13着と大敗。今年はペースが上がり、末脚が活きる展開になれば突き抜ける想定があってもおかしくない
6枠11番 イルーシヴパンサー
忘れちゃいけない去年の安田記念1番人気。やはりスローの流れに末脚を殺された展開で、今年は隣枠のソウルラッシュとともに差し込んでこられるか
6枠12番 ナミュール
「ここが目標」と陣営が勝負を懸けていたヴィクトリアマイルでは不利を受けての7着に。目一杯の仕上げから中2週、そもそもツキがない馬には手を出す気になれず
7枠13番 レッドモンレーヴ
東京コースは5戦3勝と相性がいい。勝った京王杯SCから距離延長になるが、もともと安田記念はそういうレース。ゲートさえまともに出られれば先行策もおもしろい
7枠14番 シュネルマイスター
去年の安田記念を2番人気2着。おそらくは直線に坂がないコースのほうが理想のタイプ。伸びてはくるだろうが最後のひと踏ん張りがどうか。マークするなら三連単の2列目以下で
7枠15番 マテンロウオリオン
横山パパに能力を引き出してもらってなんとか好走を続けてきたものの、ここは相手が強い。関屋記念でお会いできれば
8枠16番 カフェファラオ
芝のG1では無理。そもそもG3でも無理だったじゃん
8枠17番 ウィンカーネリアン
三浦皇成を男にできるか。先行タイプだが外枠が当たってしまって進路取りが問題。大雨から回復した馬場が外有利ならロスは減らせるのだが
8枠18番 ソングライン
ヴィクトリアマイルと安田記念の連勝したのは過去にウオッカだけ。アーモンドアイですら安田記念では敗れてしまった。この馬にそこまでの大物感があるかどうかと訊かれたら???
◎ガイアフォース
◯イルーシヴパンサー
▲ソウルラッシュ
★レッドモンレーヴ
△シュネルマイスター
△ソダシ
△ソングライン
パリの裏町で、安宿を転々としながら、例によってトバクばかりやっている。ほとんど一日おきにオートイユの競馬場で障害レースにかけ、オートイユのない日は、メイゾンラフィッドやサンクールに出かける。競馬ばかりではなく、近ごろはモンマルトルではやっているアブラ虫のレースというのもやった。それぞれが自慢のアブラ虫を、マッチ箱に詰めて、持ち寄ってやるレースだ。だが、マッチ箱に空気穴をあけておくのを忘れたので、オレのアブラ虫は出走前に窒息してしまっていた。
(寺山修司『風の吹くまま』より)