寒空に映える富士を見晴るかす、東京競馬場の冬開催が始まった。
初日のメインはやっぱり白富士ステークス。
緊急事態宣言の下ではもちろん無観客開催で、競馬をやっているのはどこまで歩いても塀の向こう側だ。
こんな競馬が長いこと続いていて(去年の秋にはちょっとだけ解放されていたけれど)、もう府中は競馬の街ではなくなってしまったな。
そもそも府中はラグビーを推していこうと、そんな流れにも見えたしな。
しょせんはギャンブル、府中の街から競馬の影が薄くなっていくのを喜んでる人もいるだろう。
が、意外にも競馬排除の運動は見たことがない。
保育園の建設反対運動は見たことあるけど。
「競馬のように、なくても誰も困らないものが、存在できる世の中が平和だと思うからです」
(井崎脩五郎)
労働者の空腹を満たしてくれる飲食店が明かりを灯せば罰を受け、内閣総理大臣は生活保護の受給を推進している。
確かに今は平和じゃねえな。