単勝1・6倍の圧倒的支持に応え、これで10戦7勝。会心のレースを披露した鞍上の戸崎は「乗りやすい馬。どういうレースでも対応できる。パワー、スピード…全てが申し分ない。大きいところを狙える」と称賛。田中博師は「ジョッキーが慌てず乗って、よくしのいでくれた。時計を詰めているし、5歳にしてまだ成長を感じる。まだ前がかりの重心で、それが出遅れにつながっている。バランスのいい馬体になればもっと強くなる」と伸びしろに期待した。
(スポニチアネックス)
パドックで見ても、レモンホップの馬体は抜けて立派だった。
これまでのレースを見ても、このレースを見ても、やっぱり1400mまでの馬という印象は変わらないけれど、だったらこの1400mの根岸Sでは素直に頭固定で買うべきだった。
軸にしていたのは追い込んで2着だったギルテッドミラー。
直線で前が詰まって、平行移動で外に出して、追い込んで届かずの競馬はこっちのほうが本番のフェブラリーS向きには見えた。
けど、ツキのない馬には賭ける気がしないのよなあ、最近は特に。
ツキがないのは罪になってしまうのよ、この世界では。
「たまには俺の言うとおりに走れや」
そんな思いでお馬さんの駆けっこを眺めていた日曜日。
「お願いです、一度でいいから私の買ったこの馬券の、数字の通りに走ってもらえませんか?」
入場券がほしければ事前にネットで申し込んでください。
当選の通知が来たら支払手続きをしてください。
当日は入口でQRコードと身分証を提示してください。
手はもちろん消毒してください。
手首に入場証のリストバンドをはめてください。
8人のスタッフの前で検温してください。
そうしたら、競馬場へようこそ。
(府中白糸台日記「東京競馬場で逢おう アルゼンチン共和国杯)より
今日は事前にネット購入しておいた、200円の入場券のQRコードを機械にあてて、「ピンポーン」と大きな音をたてるだけで入場できた。
ほんと、よく競馬は休まず開催を続けてこられたもんだ。
ずっと競馬を観てきた者にとっての、ひそかな誇り。
競馬が好きだけど、たぶん同じくらい、競馬場が好き。
だから府中に家を買ったんだ。
で、競馬帰りはそのまま府中の旭湯でサウナを。
真っ黄色のタオルを渡してもらいながら「ああ、今日は5枠の馬を買うべきだったか」と後悔の替え玉をしそうになったけれど、帰って結果を見直してみれば、別に5枠の馬を買っていたところで俺の財布は厚くなっていなかったと思われる。
むしろ桜湯の8枠のほうでゲン担ぎをしておけばなんとかなったらしい。
以上