ラゾーナ川崎のルーファ広場。
おととしの夏、鶴見で働いていた時に、南武線と京浜東北線を乗り継ぐ合間にノロノロしながらウロウロしていた、思い出したくない思い出の場所だ。
あの時の俺の前任者は今でも病気のままで生きていて、前々任者は病気で死んだことになっている。
俺は繋ぎの期間の勤務を終えて元の職場に戻ったけれど、まともに帰ってくるとは思われていなかったので、「ポストがない」と言われて今でもそれを引きずっている。
ずっと苦しい思いばかりして、あれは一体なんだったのだろう。
たまには俺だって傷ついたと声を上げたかった。
泣きたかった。
大事にしてほしかった。
だからせめて、ここから先は放っておいてほしい。
誰も俺に近づかないでほしい。
一人で死なせてほしい。
死体になっても、風化しても、骨だけになっても、誰にも触れないでほしい。
俺にはもう、お前ら一人一人に呪詛を残す頭すら残っていないんだよ。
(府中白糸台日記「緊急事態宣言が続けばよかったのに」より)
絶対に忘れない。
俺はお前らに必ず復讐してやるからな。
以上