仕事に負けた後、研究に負けた後、権力に負けた後、年齢に負けた後、競馬に負けた後、妻に負けた後、自分に負けた後。
府中の桜湯は、俺にとって負けの銭湯だ。
それはもちろん銭湯としてのスペックの話ではなく、あらゆるものに負けた後、その日の最後にやってくるのが、年中無休で受け入れてくれるこの懐深い桜湯なのだ。
府中で生きているうちは、きっと桜湯が最後の砦。
有馬記念 理想と現実
◎タイトルホルダー 9着
○イクイノックス 1着
▲ヴェラアズール 10着
★ジェラルディーナ 3着
△ボルドグフーシュ 2着
△ディープボンド 8着
○△★の決着ではハズレ。
でもイクイノックスが4コーナーにかけて抜群の手応えで上がっていく姿、格好よかったな。
海外遠征帰りのタイトルホルダーの取捨、3歳馬の能力比較、牡馬牝馬の格差のなさ、「牛」と噂されていたエフフォーリア。
予想の段階からおもしろい有馬記念だったと思う。
そして物事をおもしろいと思える心があるうちは、まだまだやっていけるはずだ。
以上