誰も言わないなら俺が言ってやる。
お前の代わりなんかどこにもいない。
精神は成熟しない。
一方通行で壊れていくもの。
スチームサウナの室内に水風呂が含まれている造りに、ここはウェルビー福岡かと思ったが高岡であり、しかも俺はウェルビー福岡に行ったことがない。
記憶の限りでは子どもが生まれてから関門海峡すら越えたことがない。
「ボディソープしかないけど、使う?」
「タオルは持ってきたの?」
「遠くから寄っていただいて…本当にありがとうございます」
やさしい女将さんは母のようだった。
この母に会うために、日の出湯に通っている人も多いだろうな。
あ、あと自分でサウナ屋をオープンする時には、ここのサウナ室内水風呂を取り入れるのも手かもしれない。
香川の共楽湯の水枕も。
サウナストーブはJAにいる後輩に掛け合って、高知の高砂湯のごとくハウス用ヒーターを手に入れて、農業式のサウナが造れれば。
日の出湯は氷見線の越中中川駅から、万葉線の広小路駅から、徒歩でそれぞれ15分と5分くらい。
しかし帰り道は、日の出湯の余韻に浸りながら高岡駅まで歩いてしまうのがおすすめだ。
こちらは20分ちょい見ておけば。
富山から高岡までは「あいの風とやま鉄道」に乗ってきた。
これは50音順で一番上にくるのを狙ってつけた名前だろうと思ったけれど、実際にはIGRいわて銀河鉄道の次になっている。
高岡の夕方はこれぞ半袖!の気温と風だった。
体感に過不足がまったくなかった。
これからだんだん、袖が長くなっていく。
どうもホームが高架化されるらしいんだけど。
しかしここは駅だけが入っているビルではないので、線路だけが持ち上がる感じなのかな。
「おかげさまで3連休にはたくさんのお客さまにお越しいただきまして、この回の熱波が一番余裕があります」と日曜の22時。
昨今のサウナブームの中、スパアルプスは水風呂の良さから名前が広まったのは間違いない。しかし23時半のラストオーダーを訊きながらテーブルを回るおば…お姉さまたちを見ながら、スパアルプスを支えてくれているのはこの人たちなんだとつくづく思った。
働く人たちは皆えらい。
しかしながら、インターネット上にはコンサルとマーケターが多すぎる。