コロナ禍からコロナ後へ

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東京都は、14日都内で新たに男女合わせて62人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

100人を下回るのは6日連続です。

1週間前の木曜日より81人減り、木曜日としてはことしに入って最も少なくなりました。

また、62人はことし3番目の少なさです。

14日までの7日間平均は77.1人となり、前の週の50.0%です。

NHK NEWS WEB)

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毎年クリスマスが終わってから、だんだんと東京から人が減っていく様子が好きだった。

いつの年か、大晦日に四谷から新宿まで歩いたことがあって、夕方になるとほとんど車が消えて、そば屋の明かりだけがポツンポツンと灯っていて、どこの店にも「本日の営業は7時まで」との貼り紙があった。

大都市のつかの間の休息。

あの時は、こんなゆっくりした東京がずっと続けばいいのにと思っていた。
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人間に欲がある限り社会はよみがえる。

ずっとそう思っていたけれど、そしてそろそろコロナ禍からコロナ後のターンに入ってきたけれど、元のように戻るとまでは思えない。

だいぶ痛めつけられて、人間たちの精神は去勢されてしまったので。

そもそも、元がどうだったのかも忘れてしまったので。

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今日は四谷図書館が休館だったのが誤算だった。

もうどうしようもないのだから今日の勉強は休みと、決めつけたら精神が楽になった。

図書館が休みだと俺は生きやすくなる。

その日に限っては。
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今年はクリスマスの後に人が減っていく様子を楽しめるといい。

帰省をしたい者がいれば、残って留守を楽しみたい者もいるということ。

もう聞きたくない「ステイホーム」。

また駅に暗い声の「不要不急の外出は……」の放送が流れ出したら、俺は二度と鉄道を利用しない。

駅になんか近づかない。
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今日のサウナは埼玉へ渡ってひろいサウナ。

だいたい3年ぶりだったが、熱いサウナと、バイブラ水風呂と、元気がよすぎる常連さんは健在だった。

過去の記憶より脱衣所のレイアウトが広くとられているなど、この店なりのコロナ対策の跡もうかがえた。

要するに、ひろいサウナは乗り越えたということだ。