福島、宮城両県で最大震度6強を観測した13日深夜の地震の負傷者は14日、共同通信の集計で宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川の9県で155人となった。住宅被害が相次ぎ、福島、宮城では少なくとも約240人が一時、新型コロナウイルスの感染防止対策が取られた避難所に身を寄せた。
(福島民報)
PCR検査の結果は陰性だった。
とはいえ、唾液を取って検査してもらうだけのキットに、どれだけの信憑性があるのだろうと俺自身でも思っているから、そこは安心してほしい。
急にお前の県や府や道や国や星に遊びに行くつもりはない。
実は明日、館林の実家に行こうと思っていた。
両親はもう立派な老夫婦で、もう一年間はその姿を見ていない。
一応年齢なりに元気に過ごしているらしいが、実際には味の狂ったメシを食っている可能性もある。
その様子の確認と、ちょっとした役所関連の手続きと、自慢亭のラーメンでも食ってこようと思っていた。
自分でキットを買ってPCR検査をしたのは、一時帰省をする前の気休めだった。
が、昨日の地震があったので、結局帰省は見送ることにした。
群馬は南東北ではないが、館林も震度3か4の揺れはあったという。
天災の後すぐに動くのはあまりよくない気がする。
なんの根拠もない気分の話だが、俺も両親もそんな雰囲気になってしまったから、そうすることにした。
こんなふうに気にかけているうちは、きっと大した余震はこないはずだ。
それにしても昨日の地震が、そもそも東日本大震災の余震だとは。
10年前の本震の日は前の職場で働いていた。
あの時は、このまま揺れ続けてすべて潰れてくれと、本当に思っていた。
もしかして揺れている中で俺は笑っていたかもしれない。
今では職場をかわり、かつての同僚たちとの付き合いは断ち切った。
昨日行ったサウナ、川崎のヘルスよしの。
12℃の水風呂にバイブラが効いていて体感はさらに低く、しかしサウナはその冷たさに決して負けていない。
サウナ室に掛けられている12分計が止まったままなのも気にならないくらい傷んだ銭湯には違いないが、ポツンポツンと、しかし絶え間なくやってくるお客さんたちは頼もしい。
稲城の山のこっちと向こう、府中からアクセスがよければ通い支えたいのだけれど、それがなかなか。