銭湯のサウナに隠れたい

f:id:tsumetaimizuburo:20210518231809j:image

夜になって、隠れるように、銭湯のサウナに入りたくなったけれど、東京の銭湯のサウナは休止中だ。

去年の春、銭湯たちは「本当に必要な人だけが来て」と訴えていた。

今年はどうやらそこまで切羽詰まっていないのか、それとも切羽詰まってしまった結果なのか、ある程度ウェルカムな姿勢に見える。

俺は未だに自分が「本当に必要な人」から弾かれてしまったのを根に持っている振りをしたくて、本当は暗いサウナ室を目にして耐える自信がなくて、境南浴場にも桜湯にもあけぼの湯にも足を運ぶことができない。

 

天気も気分も梅雨に入ってしまって、大谷のホームランばかりを繰り返し眺めてしのいだ一日だった。