世界のすべては横須賀

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欲しいものが買えない事を貧乏だと思ってる人って、ずっと貧乏なまんまだよ。

俺がそれを証明しているし、俺の両親は人生の晩年でもっとわかりやすく体現してる。
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ずっと同じ、一人の採用担当が仕切り続けていたら、受付が似た顔のお姉さんばかりになったんだ。

それは今でも大嫌いな前の職場での話。
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助けてもらうのが当然だと思っている奴に手助けはしたくない。

でも誰も、自分が「助けてもらうのが当然だと思っている奴」であるとは思っていない。

そこにはきっと俺も含まれている。
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あれだね、新型コロナウイルスと戦っているつもりのうちはなんとかなる。

収まってから、それからのメンタルがしんどいことになると思う。

突きつけられる空費した日々の虚しさと、新型コロナウイルスが来なかった場合の世界の歴史と。
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スキルアップ」なんてどうでもいいよ。

取り残されたら取り残されたら場所で、ずっとうずくまって呼吸だけしていればいい。

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どこに行っても、覚えているのは空の色くらい。
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生まれた日から余生が始まる大資本家に生まれたかった。

テレビで好き勝手に喋る竹中平蔵を見ながら、「そうだそうだ」とうなずく側になりたかった。
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子どもが生まれたその日から、それまで自己都合だった世界がひっくり返った。

それは別に悪いことではなかったんだけど、そんな話には興味を持たれない世の中になってしまった。

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皆が成熟した大人ではないと知ることが、社会で生きること。

信じなかった後悔よりも、信じてしまった悔しさのほうが大きい。
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ここが世界のすべてではないし、横須賀が神奈川のすべてでもない。

しかし横須賀は住んでみると足腰の強さがどこまで要求される街なんだろうと思う。
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ブラブラと歩いていたら、チャンピオンズCの馬券を買い忘れていた。

そしたら◎クリソベリルは4着。

今日の神様は横須賀にいたらしい。