神奈川の中央を走るバスなんだから、町田に車庫がある。
そんなの当たり前だろ?
野津田車庫から歩く。
昨日笹塚のローソンで買った1800円のアウェイ自由席券を握り締めながら歩く。
頼りない道を歩く。
この先で、これからプロサッカーの試合が行われるはずなんだ。
本当?
畑の向こうに桜。
桜の向こうにサッカー場。
正しくは町田市立陸上競技場。
サッカー観戦に来たはずなのに、プロレスを観ていた。
女子プロレスも。
力感は当然男子にはかなわない。
だが、観ていて面白いのはこちらだった。
組んでから技を出すタイミングを図っている様子が「ファイヤープロレスリング」っぽい。
派手さの中の細々とした駆け引き。
こういうの好き。
締めは場外乱闘ありの6人タッグ。
マイクがなくとも声が聞こえる距離。
こんなに近くで観られたのは贅沢としか言いようがない。
正直、これがあるのを知ってたから今日は町田までやってきた。
今日のテーマはプロレスと桜。
そしてサッカーなのであった。
あまりにプロレスが楽しくて、忘れてた。
俺のアウェイ自由席はヴァンフォーレ甲府を応援するために買ったもの。
マルシンスパの帰りに買ったもの。
今日はもう試合の前にサウナに入ってきたから。
相模原のJNファミリー、その後に淵野辺駅からバスと徒歩で山奥の陸上競技場へ。
ところが試合のほうはいまいちで。
堂々J2首位だったはずのヴァンフォーレ甲府が、町田ゼルビアに先制を許してさらに押されっぱなしの前半。
後半、カタカナ選手を増やしたヴァンフォーレ甲府がようやく攻めにまわって何とか追いついて、しかしそこまで。
1-1ドロー。
この頃、遠く離れた京セラドームではオリックスが3点リードを守りきれずに追いつかれていた。
今年度もこんな感じで進んでいきますか?
帰り道の寄り道ラーメンは京王永山の「福徳」。
ヴァンフォーレ甲府、今日は楽勝の相手だと思ってたんだがなあ。
貧打オリックスが5点も取った時点でこれは勝つだろ、と思っていたんだがなあ。
ダノンファンタジーの4着はそんなもんかと諦めがついたが、帰って動画を見たら想像以上に惜しいレースで余計なガッカリ。
勝ち目はなくても、2着でもよかったんだがなあ。
帰って寝る。