今日の上野公園。
まだなんとか、ブツブツと文句を言いながらも花見が成立するくらいの桜。
平成最後の桜もそろそろさようなら。
「平成最後の」がやたらとしつこく使われるものだから、「『平成最後の』ハラスメント」なんて言葉も生まれてしまったとか。
情報源は前の上司なので信頼性は低いけど。
いいじゃんか「平成最後の」。
どんどん使ってくれ、俺にも使わせてくれ。
時間軸にいちいち楔を打っていかないと、昔のことなんてすぐに忘れてしまうのだから。
俺にとっては「30代最後の桜」。
30歳になった日のことは覚えている。
会社に向かいながら、ひとつハードルを越えてしまったかと鬱な気分になっていた朝。
区切りの年齢を重ねたことを会社でからかわれたか、それは覚えていない。
この10年でずいぶんと老け込んでしまったな。
今ではもう、人生の終わりすら当たり前のように意識している。
実際死んだ仲間もいる。
20代の10年間より、重くて苦しかった。
仕事や子ども、いつか手元から去るものを生きがいにすると人生は続かない。
そんな話をどこかで拾って読んだことがある。
前者は当然生きがいになどなっていないから問題ないが、後者は現状で生きる原動力だろう。
素直に子ども以外の生きがいも探しましょうか?
いや、その時はそれこそ素直に、消えてしまえばいいんじゃないですかね。
自分でうだうだ考えているようで、実はそれこそが自然淘汰でしょう。
今日のサウナは上野駅浅草口の赤い看板、北欧。
特段以前と変わりはなく見えるのに、いつのまにか人気店になってしまったらしい。
サウナ→水風呂→上野の空を見上げながらリクライナーで外気浴。
変わらないで生きることのもまた難しいこと。
北欧は偉い。