平成最後の桜

f:id:tsumetaimizuburo:20190408225831j:image

今日の上野公園。

まだなんとか、ブツブツと文句を言いながらも花見が成立するくらいの桜。

平成最後の桜もそろそろさようなら。

f:id:tsumetaimizuburo:20190408230053j:image

「平成最後の」がやたらとしつこく使われるものだから、「『平成最後の』ハラスメント」なんて言葉も生まれてしまったとか。

情報源は前の上司なので信頼性は低いけど。

f:id:tsumetaimizuburo:20190408230251j:image

いいじゃんか「平成最後の」。

どんどん使ってくれ、俺にも使わせてくれ。

時間軸にいちいち楔を打っていかないと、昔のことなんてすぐに忘れてしまうのだから。

f:id:tsumetaimizuburo:20190408230549j:image

俺にとっては「30代最後の桜」。

30歳になった日のことは覚えている。

会社に向かいながら、ひとつハードルを越えてしまったかと鬱な気分になっていた朝。

区切りの年齢を重ねたことを会社でからかわれたか、それは覚えていない。

f:id:tsumetaimizuburo:20190408230912j:image

この10年でずいぶんと老け込んでしまったな。

今ではもう、人生の終わりすら当たり前のように意識している。

実際死んだ仲間もいる。

20代の10年間より、重くて苦しかった。

f:id:tsumetaimizuburo:20190408231051j:image

仕事や子ども、いつか手元から去るものを生きがいにすると人生は続かない。

そんな話をどこかで拾って読んだことがある。

前者は当然生きがいになどなっていないから問題ないが、後者は現状で生きる原動力だろう。

素直に子ども以外の生きがいも探しましょうか?

f:id:tsumetaimizuburo:20190408231449j:image

いや、その時はそれこそ素直に、消えてしまえばいいんじゃないですかね。

自分でうだうだ考えているようで、実はそれこそが自然淘汰でしょう。

f:id:tsumetaimizuburo:20190408231915j:image

今日のサウナは上野駅浅草口の赤い看板、北欧。

特段以前と変わりはなく見えるのに、いつのまにか人気店になってしまったらしい。

サウナ→水風呂→上野の空を見上げながらリクライナーで外気浴。

変わらないで生きることのもまた難しいこと。

北欧は偉い。