ソフトバンク7-0オリックス(長崎県営野球場)

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夕方の手前にチェックインしたら、みなとサウナの前には「本日のカプセルホテルは『満室』です」と掲示が出ていて最高だった。

すぐそこの大波止の電停で路面電車を待っていると、赤迫行きが通過していった。

新幹線の開通に触発されて、長崎電気軌道も特急運転をはじめたのだろうか?

次の赤迫行きも「本日は臨時の運転もありますので、そちらをご利用ください」とアナウンスしながら、通過していった。

その次にやってきた浦上車庫行きはガラガラだった。

ソフトバンクのユニフォームを着た家族連れのお父さんに、「この電車は野球場までは行きませんよね?」と訊かれて、「いえ、終点のひとつ前の大橋で降りたらすぐですよ」と答えた。

なんだか長崎市民になったみたいで、これも最高だった。

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長崎県営野球場では、しばらくプロ野球の開催がなく、それがここ2、3年でまた戻ってきた。

プロ野球の地方開催は街のお祭り。

賑やかなのは嬉しいことだ。

混んでいるのすら喜ばしい。

今夜の長崎県営野球場は満員御礼だった。

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ソフトバンクのファンばかりのスタンドからオリックスの選手を眺めながら、旅先ではせかせかと歩きまわるより、じっと同じ方向からの風を受け続けていたほうが、その土地に来た実感が持てる気がした。

 

以上

オリックス・バファローズの前半戦

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終わってみれば刹那の記憶だけが残る。

確かにたくさん勝った。

49勝32敗2分け、貯金17は上出来の上出来の上出来だ。

それでも前半戦のオリックスは、あの甲子園での一戦に尽きると思う。

オリックスの和製大砲コンビが土壇場にアーチで競演した。1点ビハインドの9回1死で頓宮裕真捕手(26)が左越えに起死回生弾を放つと、2死から杉本裕太郎外野手(32)が左翼席中段まで運ぶ特大の勝ち越し弾。虎の守護神・湯浅を打ち砕き、劇的な逆転勝利に導いた。

(スポーツ報知)

かつての京セラドームには、目の前の試合はそっちのけで、阪神リードの途中経過が流れた瞬間が一番盛り上がる、そんなオリックス戦があった。

当時の京セラドームは、甲子園からあぶれたファンが、それでも野球が観たくてやってくる代償行為の場所だった。

まあ実は、結構最近までそうだったんだけど。

 

けれども6月15日の甲子園は、もちろん圧倒的に阪神ファン多数で構成されてはいたものの、外野スタンドのオリックスファンもかなり声を出して頑張っていた。

そこで9回に頓宮とラオウのホームランが出て、オリックスは勝った。

俺たちのオリックス・バファローズは長い時間をかけてここまでやってきたんだと思った。

そして今となっては「長い時間」が自分の誇りだ。

阪神の選手がひとり、亡くなってしまった。

オリックスの山崎福也も同じ病に侵されていたことがある。

福也が投球に打撃に、実に楽しそうにプレーする姿が生み出されたのには、そんな背景があるかもしれない。

とにかく後半戦は無事にすべての選手がプレーできますように。

そして来年からはもう、6月のデーゲームはやめたほうがいいよ。

 

以上

小林誠司はスターなんだから

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稲城の山の上は、夕涼みに最適だった。

 

昨日は子どもたちを連れてジャイアンツ球場で、巨人VSロッテを観戦した。

いきなり「この野球は何時に終わるの?」と球場での禁句からスタートして、近くにファウルボールが飛んでくると喜ぶ危ない野球観戦だったけれど、無事に試合中盤まで観戦できた。

最後まで観ちゃうと家に帰って風呂に入るのが遅くなっちゃうからね。

丘の湯に入っていく手もあったけど、家に着くまでにまた汗をかいちゃうので。

 

それにしても巨人の「2番 指名打者 小林誠司」。

二軍監督の二岡さんは、たまにオリックスで2番に若月健矢を入れているナカジマジックにインスパイアされたんだろうか。

小林は実力があって男前なのに、どうもファンやマスコミからは、からかわれるような扱いばかりで気の毒に思っていた。

同じ枠には日本ハムの清宮も入っていたけれど、彼はここ2年間で脱した感があってさすが新庄監督だと思う。

 

二軍のメンバーに入ればもちろん小林は一番人気で声援を受けていて、うちの子たちには小林はスター選手として、しっかりインプットされたのだった。

以上

オリックス3-2西武(ベルーナドーム)

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ヒーローインタビューに立ったのは森。森が出てくると球場は西武ファンのどよめき、ブーイングとオリックスファンの歓声で騒然。森は「え~、まあ不安と楽しみと両方ある思いで、今日挑みました」と語ると、「積極的にタイミングが合えば全部いこうと思っていた。いいスイングができた。自分より宗の本塁打の方が価値がある」と、うなずいた。

(デイリースポーツ)

西武の先発、高橋光成はもう102球を投げているのに、8回表のマウンドに上がってきた。

オリックスの先発、山下舜平大にはワクワクしたけれど、やはり開幕戦は本当のエースに投げてほしかった。

 

そんなことを思いながら試合を眺めていたら、9回表の二死から森友哉が同点ホームランを打った。

今日はずっと西武ファンからブーイングを受けていた森友哉

西武時代の森友哉が西武ファンから声援を受けていたのは、彼が西武の選手であることのみが理由だったらしい。

そりゃ、FA宣言しちゃうわな。

 

平野佳寿が今年もヒヤヒヤさせてくれながら抑えて勝った姿を見届けて帰った。

延長戦に入ってしまったので、東村山の桜湯(サウナはセラストーム!)に寄れなくなってしまったけれど、オリックスが勝ったのだから満足だ。

さよなら3月また来て4月。

最後に満足できたから、3月はいい月だった。

吉田正尚と山本由伸はオリックスが育てた

吉田の劇的な一発には海外メディアも反応。米スポーツ専門局『FOX Sports』アナリストで“大谷マニア”で知られるベン・バーランダー氏は自身のTwitterで「なんというスイング。なんという瞬間なんだ」とツイートし、起死回生の一発に興奮していた。また、米ポッドキャスト番組『Talkin’ Baseball』の公式Twitterは「マサタカ・ヨシダの大会13打点はWBC史上最多記録」と投稿し、吉田がこの本塁打でWBCの最多打点記録を達成したと伝えた。

(CoCoKARA)

吉田正尚と山本由伸がいるんだからそりゃオリックスは強いだろ」と同僚から言われる。

そうだよ、その通りだよ。

でもふたりはある日突然どこかから飛んできたわけじゃない。

その吉田正尚と山本由伸を育てたのが、オリックス・バファローズそのものなんだぜ。

正尚は今年、由伸はきっと来年で、出ていっちゃうけどな。

今日も正尚は格好よかった。

由伸も点は取られたけれど、第2先発とやらの役割としては及第点の投球だっただろう。

そもそも由伸は決勝の先発というニュースも流れていたから、佐々木朗希がいきなり3失点した想定外の事態からのスクランブル登板だった可能性もある。

やることはやった、由伸とは日本の公式戦でまた会おう。

 

今日の俺はカレンダーの文字の色に関係なく相変わらず仕事で、松屋で豚汁の朝食をとってから出勤して、日本とメキシコの試合結果を知ったのは昼休みだった。

そんでもって明日も仕事なのだが、また豚汁からの出勤にするか。

俺がゲンを担いだくらいでだからなんだの話だが、野暮なことは言うな。

昔からの野球ファンがとる行動や精神性は、そういうものなのだよ。

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以上