2023宝塚記念 予想と短評

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1枠1番 ライラック

ここでは実力不足。昨秋のエリザベス女王杯ではジェラルディーナの2着も内容は完敗で

 

1枠2番 カラテ

ベテランの新潟巧者。いつも期待を持たせる馬ではあるが阪神では実績がなく7歳馬に大望は気の毒か

 

2枠3番 ダノンザキッド

ここでは距離うんぬんが言われるが大阪杯3着は立派。阪神コースでは4戦すべて馬券圏内で無視できず

 

2枠4番 ボッケリーニ

昨秋のジャパンC17着、有馬記念11着を見るにG1ではわかりやすく壁に当たるタイプ。ここもしっかりG1級のメンバーが集まったG1なので

 

3枠5番 イクイノックス

負ける理由をひねり出すこともできなくはないが、詭弁になる。買わないと世界の競馬ファンから馬鹿にされそう

 

3枠6番 スルーセブンシーズ

状態の良さと、父ドリームジャーニー宝塚記念を制している血統と。ルメール→池添の乗り替わりもG1に限ってはマイナス要因にはならないので

 

4枠7番 プラダリア

スタミナを要する距離と展開の中で健闘はしている印象。今回はスピード重視の流れと馬場でしんどいのでは

 

4枠8番 ヴェラアズール

ジャパンCの勝ち馬に敬意は払いたいが、近2走は明らかに負けすぎ。馬がいじけてなければいいが…と心配される状況では手が出ない

 

5枠9番 ジャスティンパレス

今年は阪神大賞典天皇賞・春を制して2戦2勝。誰が見てもスピード競馬への対応可否がポイントだが、前売り2番人気なら軽視の目に賭けたほうがおいしい。上手く走られたら頭を下げよう

 

5枠10番 ディープボンド

去年は天皇賞・春2着からの宝塚記念4着。今年も同じくステップは天皇賞・春2着で健闘は望めそうだが、よほど消耗戦にならないと馬券圏内は

 

6枠11番 ジェラルディーナ

エリザベス女王杯1着、有馬記念3着と確かに昨秋は強かった。陣営は「昨秋に近い状態になってきた」。いやいや、最低限同じ状態まで持ってこないと難しいのでは

 

6枠12番 アスクビクターモア

菊花賞で売り切れちゃったかなぁ…

 

7枠13番 ジオグリフ

皐月賞ではイクイノックスに勝った!はずなのだが、福永現調教師からは「どうやって勝ったんだろう」との振り返り。この後はダート路線なの?

 

7枠14番 ブレークアップ

無欲の追い込みを見せてくれれば馬券圏内ギリギリでおもしろそうだが、川田への乗り替わりはむしろ先行策のサインか

 

8枠15番 ユニコーンライオン

今年はまだ重賞を勝っていないと話題になっていた(気がする)矢作厩舎。今回も先手を取って4コーナーまで粘れたら上々くらい

 

8枠17番 モズベッロ

「絶好調まではいかない」と言われる出来で7歳馬が勝負になるとは思えず。今回は角田大河くんの練習用

 

8枠17番 ドゥラエレーデ

こういうローテーションは好きだが、これはダービーで落馬した悔しさゆえのヤケクソ感が強い。父ドゥラメンテが強く出たタイプでもなく、一変も想像しがたく

 

◎イクイノックス

◯ダノンザキッド

▲スルーセブンシーズ

★ジェラルディーナ

ジャスティンパレス

△カラテ

 

映画の仕事で新宿の高層ホテルにかんづめにされている。外出できないので、テレビばかり見ている。ルームナンバーは「明記できないが」3と2と5の組み合わせである。

寺山修司『住所馬券必勝法』より)

2023安田記念 予想と短評

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1枠1番 ナランフレグ

9番人気4着の高松宮記念は大健闘だったものの、だいぶスプリントに特化してきた感。東京マイルで力強く伸びる姿は想像しがたい

 

1枠2番 メイケイエール

直前の調教を軽くしたのは、もはや制御を諦めたからなのではとすら思う。無事にゴールしてほしい

 

2枠3番 ジャックドール

ずっと2000mにこだわって使われてきた馬がここでマイルG1へ。先行してペースで翻弄するタイプなだけに、マイルの流れでレースを支配するのは難しそう。人気どころだけに切ってしまう手

 

2枠4番 セリフォス

去年の秋のマイル王。ドバイ帰りがどう出るかパドックを要チェック。乗り方はおそらく追い込んでどこまで

 

3枠5番 ソダシ

芝・ダートすら問わない東京マイルなら安定して頑張る馬。去年並みにスローの展開になれば頼もしい先行タイプだが、問題はヴィクトリアマイルから中2週のローテーション

 

3枠6番 ダノンスコーピオ

去年の春にNHKマイルCを制した後は尻すぼみ。主戦の川田もソダシに奪われて大望できる要素が見出せず

 

4枠7番 ガイアフォース

どうしても目が向くキタサンブラック産駒。秋には菊花賞で1番人気だった馬が、翌春には安田記念のダークホースになるとは。前走マイラーズCでは直線しっかり伸びての2着で、適性はこちらかも

 

4枠8番 ドルチェモア

デビューから3戦で売り切れ。まだまだ古馬との混合は苦しい時期

 

5枠9番 シャンパンカラー

ウチパクの闘魂注入で制したNHKマイルCは見事だった。が、突き抜けた力があるわけではなく、やはり古馬相手ではまだまだ及ばないかと

 

5枠10番 ソウルラッシュ

マイル路線で好走を続けているが、去年の安田記念だけは6番人気13着と大敗。今年はペースが上がり、末脚が活きる展開になれば突き抜ける想定があってもおかしくない

 

6枠11番 イルーシヴパンサー

忘れちゃいけない去年の安田記念1番人気。やはりスローの流れに末脚を殺された展開で、今年は隣枠のソウルラッシュとともに差し込んでこられるか

 

6枠12番 ナミュール

「ここが目標」と陣営が勝負を懸けていたヴィクトリアマイルでは不利を受けての7着に。目一杯の仕上げから中2週、そもそもツキがない馬には手を出す気になれず

 

7枠13番 レッドモンレーヴ

東京コースは5戦3勝と相性がいい。勝った京王杯SCから距離延長になるが、もともと安田記念はそういうレース。ゲートさえまともに出られれば先行策もおもしろい

 

7枠14番 シュネルマイスター

去年の安田記念を2番人気2着。おそらくは直線に坂がないコースのほうが理想のタイプ。伸びてはくるだろうが最後のひと踏ん張りがどうか。マークするなら三連単の2列目以下で

 

7枠15番 マテンロウオリオン

横山パパに能力を引き出してもらってなんとか好走を続けてきたものの、ここは相手が強い。関屋記念でお会いできれば

 

8枠16番 カフェファラオ

芝のG1では無理。そもそもG3でも無理だったじゃん

 

8枠17番 ウィンカーネリアン

三浦皇成を男にできるか。先行タイプだが外枠が当たってしまって進路取りが問題。大雨から回復した馬場が外有利ならロスは減らせるのだが

 

8枠18番 ソングライン

ヴィクトリアマイル安田記念の連勝したのは過去にウオッカだけ。アーモンドアイですら安田記念では敗れてしまった。この馬にそこまでの大物感があるかどうかと訊かれたら???

 

◎ガイアフォース

◯イルーシヴパンサー

▲ソウルラッシュ

★レッドモンレーヴ

△シュネルマイスター

△ソダシ

△ソングライン

パリの裏町で、安宿を転々としながら、例によってトバクばかりやっている。ほとんど一日おきにオートイユの競馬場で障害レースにかけ、オートイユのない日は、メイゾンラフィッドやサンクールに出かける。競馬ばかりではなく、近ごろはモンマルトルではやっているアブラ虫のレースというのもやった。それぞれが自慢のアブラ虫を、マッチ箱に詰めて、持ち寄ってやるレースだ。だが、マッチ箱に空気穴をあけておくのを忘れたので、オレのアブラ虫は出走前に窒息してしまっていた。

寺山修司『風の吹くまま』より)

2023日本ダービー 予想と短評

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1枠1番 ベラジオオペラ

前売りは単勝50倍の10番人気あたりをウロウロ。内枠有利はダービー予想の基本、皐月賞3番人気だった馬を忘れてはいけない

 

1枠2番 スキルヴィング

全4戦はすべて東京かつ近2走は2400。ダービーを目がけこんなに狙いすまして青葉賞をステップにしてきた馬は見たことがない。過去の「青葉賞で権利を取ってきた」馬とは違う。有力馬の一角

 

2枠 3番 ホウオウビスケッツ

馬場が悪かった皐月賞で大きく崩れてしまったのは6月の遅生まれゆえか。底力をつけて完成するまでにはまだ時間が必要

 

2枠4番 トップナイフ

2歳時は使い詰めだったが、年明けからは大事に使われている印象。先行して粘るか、思い切って逃げて息子のアシスタントに回るか。パドックでは横山典のやる気もチェックしないと

 

3枠5番 ソールオリエンス

皐月賞があまりに鮮やかな勝ち方だった分、生粋の中山巧者の可能性もある(先週のリバティアイランドにもこんなこと言ってたけど)。が、ラップタイムを見るにここは三冠への通過点と決めつけたほうが夢がある

 

3枠6番 ショウナンバシット

皐月賞は大健闘の5着。前売りでは単勝万馬券の時間帯もあって、差してソールオリエンスに勝てるとは思えないが、三連単の3列目くらいなら

 

4枠7番 フリームファクシ

これもべラジオオペラと並んで忘れられている感のある皐月賞で4番人気だった馬。「前走は馬場を気にしていた」との陣営コメントを信じれば、もはや夏空の府中で変わり身はある

 

4枠8番 メタルスピード

スプリングS3着から皐月賞4着は目一杯頑張った内容の競馬。おそらくここでは距離が長い

 

5枠9番 グリューネグリーン

馬体増に変わり身の期待を寄せるようでは苦しい。ここを思い出に夏競馬で力をつければ

 

5枠10番 シャザーン

皐月賞ではソールオリエンスに次ぐ上がりタイムでの6着。直線長くなって玄人筋から期待を集めているが、こういうダービーで穴人気して凡走するタイプは何頭も見てきたなぁ…

 

6枠11番 ハーツコンツェルト

青葉賞2着からの参戦。前述のスキルヴィングを「青葉賞から来た怪物」として評価する予想なら、ヒモに組み入れる余地はある。ただ青葉賞後に一度疲れが出たとのコメントも

 

6枠12番 タスティエーラ

ソールオリエンスに鬼脚を使われなければ完勝といってもよかった皐月賞。しかし春の余力が問われるダービーで、共同通信杯弥生賞を連戦したツケは出てこないものか

 

7枠13番 シーズンリッチ

3月の毎日杯を勝ってからの参戦だが、肝心の毎日杯が特段に高評価できるレースレベルではなかった。戸崎の騎乗で無理なく馬群の中で終われば、福島のラジオNIKKEI賞で買いたい

 

7枠14番 ファントムシーフ

皐月賞を1番人気で3着。武豊が張り切って3週連続で調教に乗っているという話もある。10番手から進めた皐月賞よりは前の位置の競馬になりそうだが、差されるかどうかはソールオリエンスの気分次第

 

7枠15番 ノッキングポイント

直前まで鞍上が決まらなかった。ダービーに出たくない陣営はいないだろうが、出否を迷う事情はあったのでは

 

8枠16番 パクスオトマニカ

先手を取れれば思い出作り。そうでなくても大けやきの向こう側まで頑張れれば

 

8枠17番 ドゥラエレーデ

ホープフルSの勝ち馬がUAEダービーをステップに日本ダービーへ。見たことがないローテーションだが、そもそもホープフルSはレースのレベルに疑問があったわけで

 

8枠18番 サトノグランツ

未勝利、1勝クラス、京都新聞杯と3連勝中だが人気にはならず。騎乗する川田が珍しく穏やかめなコメントを出していて、こういう時はどうなんだろう?

 

◎ソールオリエンス

◯べラジオオペラ

▲ファントムシーフ

★スキルヴィング

△フリームファクシ

△シャザーン

△サトノグランツ

スシ屋の政のジンクスに、馬券を買いにいく途中で霊柩車にあったら、その末尾二ケタの数字で連がらみを買え、というのがある。

十年前にミストヨペットとガゼールターフで、万馬券をとったときは、霊柩車の末尾ナンバーでバッチリだったのだ。

「しかも、その霊柩車ってのが、オレのおじさんの死体を積んでいたのよ」と政はいう。おじさんの遺産と的中馬券と、二重にもうけて現在のスシ政の開店資金にしたのだそうだ。

「ところがきょうもまた霊柩車に出あっちゃったよ」と政にいわれると、なにか当たりそうな気がしてくる。

寺山修司『風の吹くまま』より)

2023オークス 予想と短評

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1枠1番 ラヴェル

デビューから1着→1着→11着→11着。最内枠から最短距離の競馬をしても今回の相手では11着までか。

 

1枠2番 ライトクオンタム

メッキが剥がれたというか、2戦2勝が過大評価されていた感が出た桜花賞武幸四郎が自ら調教に乗っても本質的に距離が長そうで

 

2枠 3番 キタウイング

忘れちゃいけない左回り2戦2勝の実績。ただ近走を見るに最後方から追い込んで何頭抜けるかくらい

 

2枠4番 キミノナハマリア

フローラS11着からの参戦は参加賞。せっかくのクラシックレースだもん、権利を行使したい気持ちは理解できる

 

3枠5番 リバティアイランド

能力は断然だが、過去に桜花賞で上がり32秒台を記録した馬はオークスを勝っていない。「飛び抜けて阪神マイルが得意な馬」の可能性も捨てきれず

 

3枠6番 ゴールデンハインド

フローラSでは緩急自在のレース運びで好タイムの逃げ切り勝ち。追い込みタイプの人気どころを押さえ込む競馬を期待するならこちら

 

4枠7番 ヒップホップソウル

フェアリーSは1番人気11着、フラワーCは8番人気2着と期待を弄ぶタイプ?今回は間違いなく人気薄だが、決め手勝負で張り合えるとまでは

 

4枠8番 レミージュ

戦績もさることながら、気性に課題を抱えたままでの距離延長は厳しい。なんとか走り切れ

 

5枠9番 コナコースト

2月から毎月走って春4戦目では上積みがどうか。デビューからずっと騎乗していた鮫島克駿からレーンへの乗り替わりにも好感持てず

 

5枠10番 ソーダズリング

先行してペースを作る豊マジックが見られれば好勝負の目もあるが、おそらく前をいくのはゴールデンハインドのほう。短期間に連続の輸送もマイナス要因

 

6枠11番 ミッキーゴージャス

相手は強いが、結果としてゆったりとしたローテーションでの挑戦はトライアル組より有利かも。夢を買う気持ちで

 

6枠12番 ハーパー

クイーンC1着→桜花賞4着の臨戦過程からは「結果的に東京向きだった」の解を出すのも可能。ルメールの連続騎乗もプラス

 

7枠13番 ドゥーラ

冴えない春、ならば斎藤新に経験を積ませるオークス

 

7枠14番 ペリファーニア

 3着だった桜花賞のゴール前を見るに、春4戦目で乗り替わりのコナコーストより春3戦目で横山武が連続騎乗のこちらのほうが力を出せるシチュエーション。連続3着はモーリス産駒の野暮ったさ?

 

7枠15番 エミュー

中距離、牝馬同士、スタミナが活きる展開になれば。まだ3歳春でスピードも要求される東京コースには向かない感

 

8枠16番 ドゥアイズ

毎度けなげに好走はするものの、前走の桜花賞では「その他大勢」の走りだった。ピックアップできても三連単の3列目までか

 

8枠17番 シンリョクカ

賞金不足が見込まれても、この春は桜花賞からのローテーションにこだわったのは実はオークスが狙いだったから?サトノダイヤモンドの血を信じれば距離延長もむしろ有利に

 

8枠18番 イングランドアイズ

英国なのか会津なのかわかりにくい馬だが、クイーンCの追い込みは4着ながら距離延びて…と思わせる脚だった。オークスで大本命ハープスターを押さえ込んだヌーヴォレコルトの子でもある

 

◎リバティアイランド

◯ゴールデンハインド

▲ハーパー

イングランドアイズ

△ペリファーニア

△ドゥアイズ

△シンリョクカ

土曜日から日曜日にかけての一人ものの男の五つの娯楽は、まず午後のサウナから始まる。サウナでひと汗かいて、それから競馬新聞を買って広げるのである。あとは深夜映画をみて酒場をのぞく。酒場でいい女にでも話しかけられれば万全だが、それがなくても四つまでで、なんとかいい気分になれる。

寺山修司『住所馬券必勝法』より)

2023ヴィクトリアマイル 予想と短評

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1枠1番 ロータスランド

人気の割に大味な競馬が続いていた近走。陣営も雨を望んでいるようではピックアップする気になれず

 

1枠2番 スターズオンアース

ルメールいわく「完璧になりました」のコンディション。あとはG1連戦での距離短縮がどう出るか

 

2枠 3番 サウンドビバーチェ

前走の阪神牝馬Sは勝ったものの超スローで前が残るあまり参考にならない内容だった。ここも雨に期待するようではまだまだ足りない

 

2枠4番 アンドヴァラナウト

その阪神牝馬Sで追い込んで5着も上がり最速だったのがこの馬。前日18時で13番人気の単勝100倍超、手を出すのならこちらでは

 

3枠5番 スタンニングローズ

オークス2着に秋華賞勝ちの実力馬だが、大阪杯を回避したという臨戦過程に不安。調教師から「ビシッとした負荷はかけていない」とのコメントが出てくる時点で罠の匂いが

 

3枠6番 ソングライン

昨年は2月にサウジのレースを勝って、5月のヴィクトリアマイルを5着。今年もローテーションは同様だが、サウジでは今ひとつの状態で10着だったという話。ここで上昇の気配を見せて安田記念の連覇に向かう流れと見る

 

4枠7番 イズジョーノキセキ

有馬記念で4着に入るなど意外性のある馬だが、ここでは距離が短くて

 

4枠8番 ララクリスティー

西からの遠征組では調教で一番目立つ動きを見せていたとのこと。東京マイルはキャピタルSを制した実績もある。通算12戦で着外は 3回だけの安定感を馬券に反映しても

 

5枠9番 クリノプレミアム

鞍上の松岡ともども、中山や福島など小技が効く舞台で活きるタイプ。長い直線の上がり比べでは分が悪い

 

5枠10番 サブライムアンセム

近走は冴えず、2着に流れ込んだ阪神牝馬Sは展開に恵まれたもの。やはり東京の直線で張り合うスピードは?

 

6枠11番 ナミュール

前走にあえて同条件の東京新聞杯を使った点に好感。どうしてもG1タイトルを獲りたく春はここを大目標にしている点にも大好感。騎手も横山武なら父親よりもムラはなく安心感

 

6枠12番 ナムラクレア

2着に頑張った高松宮記念は高評価だが、マイルを走るのは6走前の桜花賞以来。スプリンターにカスタマイズされた今では厳しそう

 

7枠13番 ディヴィーナ

大敗続きで評価はできず。調教は良かったらしいが買い目にまでは及ばず

 

7枠14番 ステラリア

1年近い休養明けの福島牝馬Sはよく勝ったが、そこからの中2週はどこか場当たりで反動もありそう。当レースにおいて中2週で馬券に絡んだのは2017年のデンコウアンジュ(2着)以来なく

 

8枠15番 ルージュスティリア

条件戦を3連勝した後、いったん壁に当たった阪神牝馬Sの6着。外枠からの穴人気に川田騎乗は先週のダノンタッチダウンと重なるが

 

8枠16番 ソダシ

芝ダート問わず東京マイルなら頼れる白い馬。地力には問題なく、6ヶ月の休養明けで、もともと気分屋の部分が負の作用に出なければ

 

ナミュール

◯ソダシ

▲スターズオンアース

★ララクリスティー

△アンドヴァラナウト

△ソングライン

△ルージュスティリア

 

話の特集」という雑誌で対談をやって、外へ出てきたら雨だった。どうやら、クイーンカップも重馬場になりそうである。

「若い馬ばかりなのに、重ババというのはかわいそうよ」てトルコの桃ちゃんがいった。

「晴れたって良ババだから、婆に変わりはないさ」と私は笑った。

寺山修司『住所馬券必勝法』より)