2023NHKマイルC 予想と短評

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1枠1番 フロムダスク

前走のサウジダービー13頭立て9着からの臨戦。上積みがあるとするなら海外旅行でのリフレッシュ効果

 

1枠2番 モリアーナ

阪神JFでは2番人気(12着)だった忘れられた実力馬。パドックでは馬よりも横山典のやる気をチェックしたい

 

2枠 3番 ウンブライル

こちらも阪神JFで人気していた馬( 3番人気15着)。ルメールからの乗り替わりでも横山武ならマイナス評価は不要

 

2枠4番 ショーモン

前にいって粘る競馬で3着だった前走アーリントンCをどう見るか。差し馬を上に見たい東京コースでしかも初めての左回りでは

 

3枠5番 シングザットソング

毎年レベル云々で批判されがちな当レース。桜花賞7着はここでは上位の実績と見ていい

 

3枠6番 エエヤン

東京コースで連敗、中山コースで 3連勝の戦績。前にいっていったん緩めて再び伸びた、ニュージーランドTの勝利がむしろ中山巧者の証明に

 

4枠7番 オールパルフェ

朝日杯FS4番人気6着、スプリングS4番人気7着はここで通用しそうな気がしなくもない。ただ先行するならスプリングSではグラニットよりは前にいってほしかった

 

4枠8番 セッション

見事に高松宮記念G1ジョッキーになった団野の騎乗。アーリントンCは2着も勝ったオオバンブルマイとのタイム差はなく、配当の妙味を追うならこちら

 

5枠9番 ナヴォーナ

しかし田辺さんは乗り替わりで都合よく使われる騎手ですね…。同情はする

 

5枠10番 オオバンブルマイ

差し馬有利の東京コースと見れば、評価しやすい中断からの競馬に慣れた4戦3勝馬。できればプラス体重で

 

6枠11番 シャンパンカラー

デビューから東京で2戦2勝。その後の中山での連敗は重賞の壁だったかそれともコース適性の問題だったか。東京に戻って中団からウチパクが全盛期のしばきを見せれば惑星

 

6枠12番 クルゼイロドスル

出走取り消し。元気でまた会いましょう。

 

7枠13番 ドルチェモア

なんといっても朝日杯FSを制したG1馬。しかしカルロヴェローチェと2頭出しの須貝厩舎、勝ち目ありと見ていたらこちらにレーンを配したのでは

 

7枠14番 ユリーシャ

アーリントンCは1番人気11着と逃げて爆死。「今年は先行有利」と決めてかかるならここから入る手はある。人気も全然ないし

 

7枠15番 カルロヴェローチェ

見栄えのする調教だったが軽量の騎手が騎乗したゆえとの噂も。一にも二にも折り合い次第の馬が、ファルコンSから距離延長の臨戦過程には不安も

 

8枠16番 タマモブラックタイ

7戦3勝とここではキャリアを積んでいる部類。ただ例の件があって、角田晃一調教師の管理馬がくるタイミングではない気が

 

8枠17番 ミシシッピテソーロ

デビューの夏で燃え尽きた、ファミコン版のダビスタでよく見たタイプ。とにかく完走を

 

8枠18番 ダノンタッチダウン

馬場が向かなかったとはいえ、いくらなんでも皐月賞の18着は負け過ぎ。それでも川田が継続して乗ってくれるのは心強いが

 

◎セッション

オオバンブルマイ

▲カルロヴェローチェ

★ウンブライル

△シングザットソング

△モリアーナ

シャンパンカラー

今年のように成田空港問題から日ソ漁業問題まで荒れ模様の年はダービー路線まで全く混戦である。

ふつう、こんな年にヒーローを待望するのが庶民の心情だが、その条件で一番ピッタリくるとすれば、福永洋一のホリタエンジェルということになるだろう。

しかし、私はこんな年には案外泥まみれの馬が屈辱の底からはいあがってきて、世の中を変えるという気もする。

寺山修司『競馬三文オペラ』より)

2023皐月賞 予想と短評

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1枠1番 ソールオリエンス

2戦2勝で人気の一角。しかしキャリア3戦目で皐月賞を制した例はない。あれ、サートゥルナーリアは?と思ったらあれは皐月賞が4戦目、しかもG1のホープフルSも勝っていたわけで

 

1枠2番 ワンダイレクト

大外枠のマイネルラウレアとの比較で落ちるのは確か。消しで

 

2枠3番 グリューネグリーン

京都2歳Sを勝って早々とオープン馬になってしまったのが今後重荷になりそう。弥生賞8着からではプラス要因を見つけるのも難しく

 

2枠4番 ショウナンバシット

すみれSで騎乗した松山、若葉Sの川田に選んでもらえなかった時点でしんどい

 

3枠5番 フリームファクシ

前目の位置取りで競馬をしてきたのは長所なのか、それとも制御し切れなかっただけなのか。乗り替わりのD.レーンが押さえ込む競馬をしたらむしろ面白いかも

 

3枠6番 ウインオーディン

前走の共同通信杯は上がり最速で5着。ここでもある程度追い込んだらダービーで穴人気にはなりそう

 

4枠7番 ファントムシーフ

その共同通信杯の勝ち馬。出色の時計ではなかったものの、鞍上のルメールからは「ポジションさえ取れれば勝てそうですね」の宣言が!

 

4枠8番 トップナイフ

使われて力をつけるのが昆厩舎流とはいえ、まだ重賞は勝てていない身。これでダービーのトライアルにも使ってきたら21世紀のメイショウジェニエ

 

5枠9番 ホウオウビスケッツ

2着だが勝ったベラジオオペラには明らかに足りなかった弥生賞。陣営からも「先につながるレースができれば」のメッセージでは参加賞か

 

5枠10番 ラスハンメル

完走期待

 

6枠11番 シャザーン

キャリア3戦。勝ったとはいえ6頭立てのすみれSからでは臨戦過程のインパクトに欠けて

 

6枠12番 ダノンタッチダウン

追い込みに賭けてある意味マイペースな競馬ができるタイプ。しかしコーナー4つの中山コースは適性ある舞台とは言い難い

 

7枠13番 グラニット

たぶんシンガリ人気になるのでは?だからこそ躊躇なく逃げを打ってくるはず。3、4コーナーの中間まで頑張りたい

 

7枠14番 タスティエーラ

皐月賞6着だった父サトノクラウンの無念を晴らせばドラマになるが、共同通信杯を取りこぼしたゆえに弥生賞も使わざるを得なくなったのは大きな誤算だった。クラシック戦線は順調に走ってなんぼ

 

7枠15番 べラジオオペラ

スプリングSは馬場を考えればまずまずの時計。無敗で皐月賞を制すればダービーも盛り上がる。気になるのは乗り替わりの田辺とか田辺とか田辺とか

 

8枠16番 タッチウッド

2戦1勝でこれ書いてる時点の4番人気単勝8倍は過剰人気かな…大阪杯をジャックドールで逃げ切ったことで「豊さんが逃げれば誰も絡みにいかない」と語られているが、今回逃げるのはおそらく捨て身の嶋田とグラニットなので

 

8枠17番 メタルスピード

人馬ともに中山巧者の雰囲気はあるが、それでもスプリングS3着からでは力量面で厳しそう

 

8枠18番 マイネルラウレア

若駒Sを勝った時点ではクラシックはこれを買う!くらいの気持ちはあったのだが。順調さに欠け、弥生賞毎日杯を回避した上での大外枠ではツキがなさすぎ。いつかは仕事をする馬なので覚えておいて

 

◎ファントムシーフ

◯フリームファクシ

▲ベラジオオペラ

★ソールオリエンス

△タッチウッド

△タスティエーラ

 

船橋ヘルスセンターが姿を消してから久しい。いまではあの「長生きしたけりゃ、チョットおいで」というコマーシャルソングも忘れられてしまった。

それでもトルコの桃ちゃんにとっては船橋は懐かしい町である。

なにしろ、トルコの世界に入ったのは船橋が最初だったのだ。

「きょうはフ(2)ナ(7)バ(8)シ(4)の四つで勝負よ」と桃ちゃんはいう。

寺山修司『日曜の朝の酒場で』より)

2023桜花賞 予想と短評

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1枠1番 ブトンドール

陣営から「本質的にはスプリンター」のコメントは泣きで間違いない。調教の好タイムもかえってコメントの裏付けに

1枠2番 ライトクオンタム

ディープインパクト産駒が武兄弟で挑む桜花賞。どうしても過剰に人気してしまう懸念に、右回りも初めてで

2枠3番 リバティアイランド

「前哨戦の中内田厩舎」がぶっつけで本番に臨んできたのは本気度の高さか。前走を見るに阪神コースならどこからでも差してこられる感。人気でも買わざるを得ない

2枠4番 ドゥアイズ

戦績は(1.3.1.0)。リバティアイランドがいるここでは勝ち切れていないキャリアがむしろ頼もしい。相手には必須

3枠5番 ハーパー

WBCでの「ハーパー」吉田正尚の活躍がサイン?リバティアイランドと逆転の目も買うなら対戦歴のないこちらがオススメ物件

3枠6番 モズメイメイ

以前より桜花賞に直結しなくなったチューリップ賞の勝ち馬。逃げて迫られたゴール前を見るに、ペースが上がって差し有利の本番に向くとは思えず

4枠7番 コンクシェル

1勝クラスでも掲示板でなんとかの馬が、アネモネS2着は頑張った。差して何頭負かせるか

4枠8番 キタウイング

忘れちゃいけない重賞2勝馬だが、これも差して何頭負かせるか

5枠9番 コナコースト

チューリップ賞の差して追い詰めての2着は、桜花賞に向けて逃げて1着のモズメイメイより価値が高かった。調教も動いている

5枠10番 エミュー

前売りではだいぶ人気薄だが前走はフラワーCを勝っている。18頭中唯一の距離短縮での臨戦過程は無視できない

6枠11番 シンリョクカ

一時は獲得賞金の不足から出走が危ぶまれ皐月賞に向かう話もあった。狙いすました挑戦にならなかった分、調整面から割引評価

6枠12番 シングザットソング

まともにゲートを出てみたら強かったフィリーズレビュー。しかしここは出遅れて追い込んだほうが着は取れそう

7枠13番 ドゥーラ

1番人気15着のチューリップ賞がみっともなかった。戸崎の継続騎乗も「一変!」のイメージとは遠く

7枠14番 ペリファーニア

とにかく調教時計が早いキャリア2戦の馬。引っ掛かっても3着で権利取りしたチューリップ賞からして大器には違いないが花開くタイミングがここなのかはわからん

7枠15番 ジューンオレンジ

参加賞。権利を取ってクラシックレースに出走するのは立派

8枠16番 ムーンプローブ

ずっと阪神コースを使ってきてはいるが、その分パンチのなさも素直に信用

8枠17番 ラヴェル

矢作厩舎に坂井の騎乗は押さえたくなる。阪神JFも11着だが4番人気と能力は評価されていた。スタート次第

8枠18番 トーセンローリエ

ふわっと先行してふわっと伸びて勝ったアネモネSは見事だったが、ここではレースレベルが変わってくるはずなので

◎リバティアイランド

◯ハーパー

▲コナコースト

エミュー

△ドゥアイズ

ラヴェル

△ペリファーニア

だまされ続けて 生きるより

信じることを 忘れてみたい

トルコの桃ちゃんの好きなぴんからトリオの「女の願い」である。「信じることを忘れてみたい」なんていうから、もう馬券を買わないのかと思ったら「そういいながらまただまされるのが女心よ」というわけだ。

寺山修司『日曜の朝の酒場で』より)

2023大阪杯 予想と短評

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1枠1番 ジェラルディーナ

エリザベス女王杯では後に香港の国際レースを勝つウインマリリンを破り、有馬記念でも3着に入った実績馬。ただ福永→横山武→Cデムーロときて、今回岩田の息子さんへの乗り替わりはどうなのか?

1枠2番 マリアエレーナ

昨夏の小倉記念では同じ54キロでお隣のジェラルディーナを下している。それ以来の右回りで良さが出れば

2枠3番 モズベッロ

望みを託すのなら雨馬場だがおそらく明日は春の晴天。完走を祈る

2枠4番 ノースブリッジ

最近は弱気なコメントを見るようになった奥村厩舎。前走AJCCの勝利は流れも向いた。野暮ったさが抜けない、いかにもなモーリス産駒でちょい足らず

3枠5番 ワンダフルタウン

青葉賞で売り切れ補充なし

3枠6番 ヴェルトライゼンデ

長期休養を乗り越えての覚醒。ただ59キロを背負って勝った前走の日経新春杯は中京だった。好成績は左回り、6歳にして初めての阪神コースはマイナス要因

4枠7番 マテンロウレオ

重賞ではどうも着拾い?の競馬に見える。ジャックドールの展開になれば、ちょい差しで馬券圏内の期待も

4枠8番 ラーグルフ

3走前までは条件馬。中山記念の内容を見る限り、買い目に入れるにしてもヒシイグアスより後ろにマークするのが順当

5枠9番 ジャックドール

パンサラッサに翻弄されてきた感もあるが、ならばここは本来の逃げを見せるチャンス。先手を取れば道中むやみに絡まれはしないはず。なにしろ鞍上は武豊なのだから

5枠10番 ポタジェ

去年は8番人気で大阪杯を制したものの、以降は冴えない走りが続く。先行できても粘れるイメージはもう浮かばない

6枠11番 スターズオンアース

実力は認めるしかない牝馬二冠馬だが、プラス体重濃厚の休み明けでどうなのか。どうも順調さに欠けるのは去年の冬に休みなく使ったツケ?

6枠12番 キラーアビリティ

先週の高松宮記念G1ジョッキーになった団野の騎乗。忘れてはいけない大阪杯と相性のいいディープインパクト産駒。人気薄だが三連単の3列目なら

7枠13番 ダノンザキッド

ゲート審査の合格が目標だった調整過程は評価が難しい。走りながら適正距離を見失ってしまった感もあって

7枠14番 ヒシイグアス

去年は5番人気4着。前走「まずひと叩き」の雰囲気があった中山記念を見事に勝ってしまったのは高評価。香港の次走だった去年より臨戦過程もプラス材料

8枠15番 ヒンドゥタイムズ

2年前に大阪城Sを勝って以来、馬券圏内に入ったのは小倉のレースだけ。年齢を重ね器用さで善戦できても、阪神コースの底力勝負では厳しい

8枠16番 ノースザワールド

オープン入りを果たしたご褒美に思い出作りの一戦。嫌いじゃない

 

◎ヒシイグアス

◯ジェラルディーナ

▲ジャックドール

★スターズオンアース

△マリアエレーナ

△ヴェルトライゼンデ

△キラーアビリティ

「ねえ、馬はその日のレースがどこで終わるのかわかってるのかしら」と、トルコの桃ちゃんがいった。もっともな話である。

スタートした馬が、きょうは一周なのか、一周半なのかわかってるはずはない。カブトシローのように、三千メートルのレースでも千二百メートルのレースでも、一周して先頭でゴールすると、あとはソラを使ってしまう馬もいたものだった。

だから逃げ馬の多い二千メートルのレースなどになると、どうしても前半にハナを切ることに熱中し、ゴールのことなど考える馬はいなくなってしまう。

寺山修司『風の吹くまま』より)

2023フェブラリーS 予想と短評

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1枠1番 ジャスパープリンス

近走がまったく冴えない上に東京ダートは5戦5着外の8歳馬。「勝春、G1乗れてよかったね」ということで参加賞を

 

1枠2番 シャールズスパイト

カナダからの参戦には敬意を払いたいが、見込みがあるなら外国馬こそ賞金の高いドバイやサウジを目指すのでは?モレイラ騎乗は気になるが本質は芝馬と思われ

 

2枠3番 ケンシンコウ

根岸Sの6着は強調材料にならないが、追い込んだだけの6着と見ればいかにも本番前の試走。三連単の3列目なら

 

2枠4番 ドライスタウト

3番手から抜け出して勝った前々走、7番手からで2着だった前走を見るに、今回はしっかり前目の位置を取りにいくはず。人気だが後述のレモンポップより適性は1400向きの感も

 

3枠5番 オーヴェルニュ

ナマクラな人気と着順の競馬が続いているが、このメンバーでは距離短縮の臨戦過程が魅力。引退の福永騎乗でご祝儀があるかどうか

 

3枠6番 メイショウハリオ

こちらも貴重な距離短縮組。しかし前走の東京大賞典は3着とはいえ着差は完敗だった。そもそも左回りはベストではないとの声も

 

4枠7番 レモンポップ

これを書いている時点で単勝2.4倍の一番人気。大丈夫かなあ…現地観戦した根岸Sは1400ベストの馬が1400をしっかり全うして勝った印象だった。大敗はないにしろつけ込まれる余地は大いにあり

 

4枠8番 アドマイヤルプス

師匠が的場文男だけに、ウチパクはまだまだ乗り続けるのだろう。調教師を目指した雰囲気もないし。今回のこの馬は今年の春で売り切れてしまった戦績なのであまり

 

5枠9番 ショウナンナデシコ

牝馬同士の交流レースでも勝ちきれなくなった6歳馬。距離短縮と鞍上の横山武史は魅力だが、この相手では先行するのも難しそう

 

5枠10番 テイエムサウスダン

去年の2着馬。だが当時はかなりうまく立ち回った結果だった印象。前走の根岸S14着はいくらなんでも負け過ぎで

 

6枠11番 ソリストサンダー

前走は10月の南部杯で、メンバー中では数少ないわかりやすく休養明けで臨んでくる馬。8歳にして調教では自己ベストを叩き出したという話も。忘れてはいけない去年の4着馬、リフレッシュ効果で馬券圏内へ

 

6枠12番 セキフウ

「気分屋で…」とのことだが、根岸S13着はテイエムサウスダンと同じく負け過ぎ。早く右回りで走らせてあげたい

 

7枠13番 スピーディキック

井崎先生が「圧勝する」と言っていた浦和の怪物。3コーナーから4コーナーを加速して上がって来るのが南関でのレーススタイル、直線が長い府中ではどうする?距離不問は心強い

 

7枠14番 ヘリオス

テイエムサウスダン、セキフウと同様に根岸S15着の大敗からの参戦。東京実績はあるが、先行脚質が仇になりそうな予感

 

8枠15番 レッドルゼル

去年のフェブラリーSでは一番人気!で6着。今となってはマイルが長いのは明白な戦績だが、追い込みに懸ける競馬でどこまで来られるか。速い流れの展開がほしい

 

8枠16番 ケイアイターコイズ

1200のハンデOPを勝ったものの、次走が1キロ増でマイルG1になるとさすがに苦しいのでは

 

◎レッドルゼル

ソリストサンダー

▲レモンホップ

★ドライスタウト

△ケンシンコウ

△オーヴェルニュ

 

芝でもダートでも距離適性が1ハロンもしくは2ハロン長い馬に目をつけるのが東京の、とりわけ大レースの定石だと思って競馬を続けてきたが、今回のメンバーではなかなか…。

結果◎レッドルゼルは3ヶ月、◯ソリストサンダーは4ヶ月の休み明け。リフレッシュ効果で力を出し切ってもらう方向でお願いしたい。

世の中、金もあり、地位もあり、名もある者だけが栄えていくのでは面白くない。トウショウボーイの馬券を買うのは、いわば「自分の安心を買う」のであって、賭けではないという気もするからだ。十中八九はトウショウボーイだとしても、残りの一、ニ%の可能性に賭けるのがギャンブラーというものではないか。

「男なら負けるケンカも買わねばならぬ」のである。

寺山修司『競馬三文オペラ』より)