ホスト顔について

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これまでのAKスパにおける観察結果としては、特に若手の「ホスト顔」というのは顎がシャープであることに尽きるのかと思っていた。顎がシャープでさえあれば、あとのすべては個性の一語で消化できる。だから彼らなりに顎を維持するための節制はしているのかと思っていた。しかしこれ、どうも手術で骨から削っているらしいんだよね。削ったあとはしばらく顔が2倍に腫れるので、働けなくて無収入になる。骨を削ること、しばしの無収入に耐える貯蓄を積み上げておくこと。それもまた節制の一種と言えなくもないけれど、そういう話が聞こえてきて、どうもホストの顔は即物的に作り上げることができるものらしい。一生を非イケメンとして生きてきた俺にも、顎さえ削れば別の人生があったのだろうか。だってやっぱりイケメンは大事にされてたもん、贔屓されてたもん。イケメンの部下が去る時には「〇〇君の顔が見えなくなるのは寂しいわあ~」、俺が去る時には「次で頑張って」。そんな女上司の下で働いたこともあった。やっぱり今からでも顎を削ろうか。しかしまあ、男上司だって大概は美人が好きなんだけどさ。好みを仕事に持ち込むんじゃねえ、働いてるのはまだ人間なんだ。まあ、今日はその程度の話だ。

 

以上

桃の湯の「湿式サウナ風呂」

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国分寺の桃の湯の看板には「サウナ」の文字が残ってはいるのだが、今は「湿式サウナ風呂」のプレートがかかったスチームサウナの遺構があるだけ。

入浴料520円、風呂に特化した銭湯である。

 

しかし俺はおそらく、この「湿式サウナ風呂」に入ったことがある。

就職活動で山梨から東京までちょくちょく出てきていた頃、それは人生がまだ半分だった頃。

試験の帰りに中央線の駅を気まぐれで降りて、商店街を歩いて、その街の銭湯に入る。

つまらない世の中に出るための、つまらない就活中の気分転換だった。

記録をとっていないので定かではないのだが、おそらくその時には20年前の武蔵境駅を降りて、20年前の境南浴場も訪れていたはずだ。

 

そして国分寺駅から近いこの桃の湯にもやってきていて、「湿式サウナ風呂」にも入っていた。

今日硬くなったドアと壁の隙間から覗けたサウナ室の(脱衣所からは覗かなくても見えるけど)、レンガと尖った石で造られた小さな部屋の風景に見覚えがあったから、こちらの記憶には確信がある。

ジェットの強さでかろうじて差がつけられている、入ってみると意外に深さのある3つの浴槽の、おそらく1つはかつての水風呂だったのではないか。

あの時は今は間引かれている照明にも灯が入っていて、もっと明るい店内だったような気もするけれど、そこに関しては自信がない。

www.1010.or.jp

 

やってくる4月1日はあれから何回目なんだろう。

就職氷河期に散々な目に遭いながらなんとか就職したくせに、いいことなんか何もなくて、今も働くのは嫌なまま。

きっとずっと、このまんまで終わるんだろうね。

つまんねえの。

 

以上

春はつまんねえ季節

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昨日は5:30に起きて、6:30から働いた。

今日は4:30に起きて、5:30から働いた。

2日間で32時間は働いた。

これが年度末ってやつ。

異動の決まった人間がニコニコしながら「お世話になりました」なんて解放感に満ちた言葉を吐いている横で、居残る俺は相変わらずうんざりしながら、そいつらの分まで働き続けていた。

 

春なんてほんと、つまんねえ季節だと思う。

とっとと梅雨になってしまえばいい。

どいつもこいつも蒸し暑い日々に苦しめばいい。

しかしその「どいつもこいつも」には俺自身も含まれてしまう。

 

いつのまにか手書きで文字が書けなくなった。

ついさっきまで何かについて考えていたはずなのに、その何かが何だったのかすぐにわからなくなってしまう。

 

週末にはお墓参りに行くよ。

この調子では「そろそろそっちに行くから」と伝えておかなければならない。

迎えるほうにも準備くらいはあるだろうしさ。

hochi.news

3年ぶりの開幕戦黒星となったオリックス中嶋聡監督はすぐに気持ちを切り替えた。(中略)「まだ1試合しか終わっていない。負けたらいつも、開幕って143分の1だと思います」と前向きに続けた。

(スポーツ報知)

オリックスは負けた。

俺も負けた。

しかし中嶋監督が切り替えてやっていくというのだから、俺も切り替えるしかないんだな。

疲れるけど。

 

以上

炭水化物をやめているんでキレやすい

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「今、炭水化物をやめてるんで、キレやすいけどよろしくお願いします」と初めて会ったやつから挨拶されて、お前の勝手な食事制限に付き合わされる義理なんぞないわとうんざりした。

もう今日のことはひとつも思い出したくない。

 

だから昨日のこと。

夜、雨の中を境南浴場へ行った。

もともと火曜は空いているという話で、しかもこの天気ならそれに拍車がかかるだろうと、傘からはみ出した左肩を濡らしながら武蔵境へ向かった。

浴室はなんだか、プレオープンの貸し切りイベントに参加したのだと思い込もうとすれば思い込めるくらい空いていた。

サウナも一人で快適だった。

サウナのセッティングうんぬんを語ったところで、それは入っている人間のコンディションなのだ。

誰も入っていないサウナは大体カラッとした空気で、深呼吸したくなる。

そして体の中まで温まる。

 

帰りは駅前の素浪人に寄った。

奥の席で壁に寄りかかってビールを啜るのが好きなのだが、マスターは「こっちに来たら」と入口近くの席を勧める。

この店ではテレビが見える席が特等席なのだ。

飲み物はコーラだけでも出してくれるし、「今度は子どもを連れてきてもいいですか?」と尋ねたら、「おお、いいよ、いいよ」とマスターは喜んでくれた。

けれど子どもが何歳かを話したことはおそらくないから、マスターの目に俺は成人した子どもがいるくらいの年齢に見えているのだろう。

最近は疲れが取れないのではなくて、もう疲れたままで生きていく体になってしまったのだと諦めている。

 

以上

きっとピッチクロックは日本にも導入されてしまうんだろう

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創志学園7-0別海

hochi.news

北海道東部に位置し、人の8倍牛がいる生乳生産量日本一の町・別海町。冬は気温マイナス10度を下回ることも少なくなく、北海道内でも練習環境が厳しい地域だ。ハンデを言い訳にせず、昨秋道大会4強まで勝ち進み聖地への扉をこじ開けた。

(スポーツ報知)

一度は研究室を目指して家を出たのに、吉野家で朝牛を食べたら牛心がついてしまって、人の数より8倍も牛がいる町の試合が観たくて家に帰ってしまった。

スコアを見てまた21世紀枠の是非なんて話になっているらしいけど、試合の中身は別海の健闘だったように思う。

あの右のサイドハンドのエースは、ランナーがいても緩い球を使っていて、投げ方は地味でも度胸はあるなと思って眺めていた。

 

■巨人6-5ロッテ

hochi.news

延長10回、菊地が無安打無失点に抑えると、四球や加藤の安打などで2死二、三塁。途中出場の舟越が左翼へ適時打を放ってサヨナラ勝利となった。

(スポーツ報知)

テレビで甲子園を観て、今度は野球心がついてしまって、ジャイアンツ球場にやってきてしまった。

二軍の球場なのにお姉さんが席までビールを売りにきてくれるのだから、やはり巨人は球界の盟主で間違いない。

秋広はデカかった、駒田コーチもデカかった。

9回裏1アウトの場面で雷がやってきたので、球場を出て帰りのバスに乗った。

だからサヨナラのシーンは見逃してしまった。

 

ドジャース5-2パドレス

www.nikkansports.com

注目が集まる試合の立ち上がりがピッチクロック違反による四球スタートに「X」では「ピッチクロック」がトレンドに上がり、多くの声が集まった。「ピッチクロックで盛り上がりや緊張感がなくなる」「駆け引きの要素がなくなる」など否定的な意見がある一方で、「リズム感のある試合展開には必要」「日本と比べてすごくテンポが良い」など肯定的な意見も見られた。

(日刊スポーツ)

ジャイアンツ球場から帰ってきて、どうせだったら夜も野球が観たいと思ったらメジャーの開幕戦が残されていた。

ピッチクロックはしんどい。

ランナーなしの場面でも、持ち時間が切れて早指し戦になった将棋のような追い込まれた雰囲気になってしまう。

今年はよく見送ったくらいなもので、これはすぐに日本でも導入されてしまうのだろう。

そもそも今のプロ野球、試合の長さでそんなに迷惑かけてますかね?

 

野球ならどんな野球でもおもしろい。

おもしろくてたまらなくて、野球を3試合観ただけで終わってしまった春分の日だった。

研究室?論文?何それ?

 

以上