きっとピッチクロックは日本にも導入されてしまうんだろう

f:id:tsumetaimizuburo:20240320231512j:image

創志学園7-0別海

hochi.news

北海道東部に位置し、人の8倍牛がいる生乳生産量日本一の町・別海町。冬は気温マイナス10度を下回ることも少なくなく、北海道内でも練習環境が厳しい地域だ。ハンデを言い訳にせず、昨秋道大会4強まで勝ち進み聖地への扉をこじ開けた。

(スポーツ報知)

一度は研究室を目指して家を出たのに、吉野家で朝牛を食べたら牛心がついてしまって、人の数より8倍も牛がいる町の試合が観たくて家に帰ってしまった。

スコアを見てまた21世紀枠の是非なんて話になっているらしいけど、試合の中身は別海の健闘だったように思う。

あの右のサイドハンドのエースは、ランナーがいても緩い球を使っていて、投げ方は地味でも度胸はあるなと思って眺めていた。

 

■巨人6-5ロッテ

hochi.news

延長10回、菊地が無安打無失点に抑えると、四球や加藤の安打などで2死二、三塁。途中出場の舟越が左翼へ適時打を放ってサヨナラ勝利となった。

(スポーツ報知)

テレビで甲子園を観て、今度は野球心がついてしまって、ジャイアンツ球場にやってきてしまった。

二軍の球場なのにお姉さんが席までビールを売りにきてくれるのだから、やはり巨人は球界の盟主で間違いない。

秋広はデカかった、駒田コーチもデカかった。

9回裏1アウトの場面で雷がやってきたので、球場を出て帰りのバスに乗った。

だからサヨナラのシーンは見逃してしまった。

 

ドジャース5-2パドレス

www.nikkansports.com

注目が集まる試合の立ち上がりがピッチクロック違反による四球スタートに「X」では「ピッチクロック」がトレンドに上がり、多くの声が集まった。「ピッチクロックで盛り上がりや緊張感がなくなる」「駆け引きの要素がなくなる」など否定的な意見がある一方で、「リズム感のある試合展開には必要」「日本と比べてすごくテンポが良い」など肯定的な意見も見られた。

(日刊スポーツ)

ジャイアンツ球場から帰ってきて、どうせだったら夜も野球が観たいと思ったらメジャーの開幕戦が残されていた。

ピッチクロックはしんどい。

ランナーなしの場面でも、持ち時間が切れて早指し戦になった将棋のような追い込まれた雰囲気になってしまう。

今年はよく見送ったくらいなもので、これはすぐに日本でも導入されてしまうのだろう。

そもそも今のプロ野球、試合の長さでそんなに迷惑かけてますかね?

 

野球ならどんな野球でもおもしろい。

おもしろくてたまらなくて、野球を3試合観ただけで終わってしまった春分の日だった。

研究室?論文?何それ?

 

以上

サウナに入るために郡山と二本松と須賀川に行った

f:id:tsumetaimizuburo:20240315202613j:image

お馬さんや自転車に金をぶち込むくらいなら旅に出たほうがいい。

論文を書くくらいなら…旅に出るより、論文を書くべきなのかもしれないけど。f:id:tsumetaimizuburo:20240315192155j:image

郡山湯処まねきの湯は、郡山駅から歩いて15分くらい。

まねきの湯にやってきたのは、去年の溶けそうに暑かった8月以来のこと。

ただしその時は船堀にあった「東京健康ランド」だった。

館内を歩くとどこからも猫の視線を感じるせいか、初めてやってきてもここはまねきの湯に違いないと思える。

フィンランドサウナだけが異彩を放っていて、この店はロウリュに力を入れているらしい。

朝9時からやっているというのだからたいしたものだが、入館が9時だったものでそれには間に合わず、大きな団扇を持ったスタッフさんが引き上げていく姿だけが見えた。

f:id:tsumetaimizuburo:20240315192209j:image

貼られているポスターに残っていた東京健康ランドの跡。

ただこの郡山のまねきの湯は、嬉しいことに値段は東京健康ランドとは違っていて、平日は770円で入館できてしまう。

さらに11時までに入館すれば、朝風呂料金で610円なのだ。

【郡山湯処 まねきの湯】

www.manekinoyu.jp

f:id:tsumetaimizuburo:20240315192202j:image

こおりやま駅前サウナ24は、夜になるとお姉さんたちが「マッサージ、ドウ?ドウ?ドウ?」と近づいてくる、郡山駅前のアーケード街にある。

この日は朝から11時半まで、ビルを全館停電にして工事をしていたのだという。

停電明けで、サウナマットも敷きたての一番サウナは、実にカラッとしていた。
f:id:tsumetaimizuburo:20240315192143j:image

サウナは一番でも、休憩室には先客の猫がいた。

まねきの湯からこおりやま駅前サウナ24が、意外なことに猫で繋がった。

【こおりやま駅前サウナ24】

www13.plala.or.jp

f:id:tsumetaimizuburo:20240315202448j:image

昼メシは二本松バイパスドライブインで食べた。

何も考えずにたどり着ける「バイパススタミナ定食」は売り切れだったので、少しだけ頭を使って焼肉定食を選んだ。

f:id:tsumetaimizuburo:20240315192213j:image

ドライブインのお隣というか、同じ建物のバイパスサウナへ。

でっかくて、中が赤く燃えている樽型のサウナストーブ。
f:id:tsumetaimizuburo:20240315192205j:image

人間もサウナも老朽化は止められない。

バイパスサウナは流行りがうんねんではなく、物理的にどこまでやれるかの勝負に思える。

【バイパスサウナ(サウナイキタイ)】

https://sauna-ikitai.com/saunas/771

f:id:tsumetaimizuburo:20240315192159j:image

東北本線須賀川に移動して、ひばり温泉へ。

最初にここに来ていたら、ここのまんまで終える一日になっていたかもしれない。

それくらい居心地のいい場所だった。

「大切な体ですから、気をつけて入浴してください」の優しい掲示

大きくて熱くてヴィヒタが吊るしてあるツインタワーストーブのサウナ室を、照ノ富士と朝乃山の取り組みを観てから出ると、そこにはレモン水のサーバーが置かれている。

飲み干そうとすると果汁100%かと思うくらい出汁が出ていて、須賀川はなかなかやるなと思った。

鉄の匂いがする水風呂も実に好みだった。

f:id:tsumetaimizuburo:20240315192139j:image

ひばり温泉に入っている2時間の間に、雨が雪に変わりしかも白く積もっていて、ここはやはり東北であるのを実感した。

先月に八戸に行った時も、地元の人がこんなのは珍しいと言う大雪の日だった。

俺は雪男だった。

【ひばり温泉】

www.hibari-land.jp

f:id:tsumetaimizuburo:20240315192322j:image

わざわざ離れた場所まで来てサウナに入るのは、利口でなくて馬鹿で間違いない。

だから平凡ではなく非凡なのだと苦笑いしながらごまかすしかない。

だってしょうがねぇじゃん、サウナ好きなんだもん、おもしろいんだもん。

若い子がこういうことをやっていたら、上から目線の余計な言葉なんぞ吐かず、軽く励まして、イオンウォーターの1本でも渡してあげたい。

 

以上

とんみそ焼き定食、『旅路の果て』、富の湯

f:id:tsumetaimizuburo:20240310231036j:image

今日は狛江の富の湯で朝風呂に入った。

そして小田急線の喜多見駅の近くにある定食屋「小六」でとんみそ焼き定食を食べた。

ビールもお願いした。

接客のお姉さんとたくさん話した。

富の湯から歩いてきたと伝えると「そんなにたくさん歩いたら栄養摂っていかないと」と気持ちよく笑ってくれた。
f:id:tsumetaimizuburo:20240310231032j:image

店内には水原茂のサインがあって目を疑った。

ja.m.wikipedia.org

こうなると「三原脩さんのサインはないですか?」と訊いてしまった。

「三原はないんだよなぁ」と奥のほうで調理をしているご主人の声が聞こえてきた。
f:id:tsumetaimizuburo:20240310231042j:image

「うちはね、テレビの取材とか映画の撮影の依頼もあったんだけど、断ってきたの」とお姉さんは話していた。

とっつきやすいお店で、特にメディアに悪い思い出があるわけでもなく、お客さんが増えたら対応する自信がないということだった。
f:id:tsumetaimizuburo:20240310231029j:image

帰り道に研究室の友人と会うために下北沢を回った。

久しぶりに本を買った。

寺山修司の『旅路の果て』は、いまどきになるとこの帯になるのだと感心した。

ウメノチカラカブトシローガルカドール、ダイヤモンド必勝法機械、人生の未勝利…学校で古文や漢文を教えるのをやめたら、こういう本が代わりの古典になるのかもしれないと思った。
f:id:tsumetaimizuburo:20240310231039j:image

ベンチの位置の低さもあり、もともと熱々とは評しがたい富の湯のサウナだが、朝にスイッチを入れて間もないせいか記憶よりさらにマイルドだった。

しかし1セット目に18分入った後に体重を計ってみると、すでに2キロ分も汗が出ていたのだった。

【富の湯】

https://tominoyu.com/

 

以上

ほんとに本屋ってまだ必要なの?

f:id:tsumetaimizuburo:20240309193635j:image

www.yomiuri.co.jp

斎藤経済産業相は5日の閣議後記者会見で、大臣直属の「書店振興プロジェクトチーム」を設置することを正式に表明した。全国で減少する街の書店を支援するのが目的で、地域文化を振興する重要拠点と位置づけ、支援する方針だ。

(読売新聞オンライン)

本屋ってまだ必要なの?

だって本屋、つまんないじゃん。

つまらないものと、公金が流れ込むスキームを作れないものは、滅んでしまうのが現代社会の定めだったはず。

あ、でもこれは公金を入れるという話なのか。

それならどうなるんだろう?

 

本が売れないからこそ、本屋にも売れ筋の本しか置けない事情はあるんだろうけど。

それでもたまに寄っていた本屋に「西野亮廣&ひろゆきコーナー」ができていた時は、つまるつまらない以前にもう自分が足を踏み入れる場所ではないのだと思った。

「子どもたちは実際に本に触れないと」の文脈もあるけれど、それなら図書館でいいじゃん。

子どもたちが売り物の本に手を触れたら、どうせ苦々しい顔で見るんだろう、ケチな大人たちは。

まあ子どもたちが図書館に入っていったところで、さっきまで新聞の取り合いで乱闘を繰り広げていた老人たちから冷たい目を向けられるだけなんだけどさ。

真面目に考察すると、エロ本が減ったから街の本屋は衰退したんだと思っている。

 

うーん、本屋はつまんないけど、本そのものがつまんないのかもね。

Twitterに急にインフルエンサー然とした、金融や健康について語るおばあちゃんのアカウントが登場して、しばらく経ったらそのおばあちゃんが書いたことになっている本が出版されていた。

本そのものに加えて、そういうスキームにうんざりしてしまったのだ、少なくとも俺は。

 

今日はスキームって2回言ってやったんだぜ。

 

以上

保護猫か保護犬を引き取って、あとは余生だと思って過ごしなよ

f:id:tsumetaimizuburo:20240305233526j:image

妻に「今日は休んで」と言われたから仕事に行かなかった。

大学にも行かなかった。

論文にも発表用の資料作成にも、手をつけなかった。

ずっと家で横になっていて、昼になったらコーヒーが欲しくなって、コンビニまで買い物に行った。

立ち上がったら頭がクラクラした。

まともなコーヒーくらい家でも飲めたらいいんだけど、これまで44年間思うだけで手をつけてこなかったので、きっとこれからもこのままだろう。

それに俺は「コーヒーを淹れる」の「淹」の字が好きではない。

夜になって境南浴場へ行った。

家を出る時、妻は「仕方がないか」の顔をしていた。

サウナに入って、風呂にも入って、結局は体を温めるためには風呂なんだと思う。

帰りに素浪人に寄った。

ビール中瓶、まぐろ中落ち、玉子焼き、ポテトサラダ。

中瓶は飲み出してしまうと、やはり大瓶がよかったと思う。

他のお客さんから「保護猫か保護犬を引き取って、あとは余生だと思って過ごしなよ。10年くらいあっという間だよ」と言われて、そうなのかと思った。

 

以上