大塚と言えばサウナ玉泉の街なのだ。
異論は大いに認める。
あらゆるものから治外法権のように思えるサウナ玉泉も、新型コロナウイルスの影響は受けていた。
絵入りの貼り紙と合わせて、一人で笑ってしまった。
筆で書かれた、しかし下手くそな文字で、最後に血判なんぞが押されていたら、いかにもこの店らしいのになと思った。
そして忘れてはいけないのがベランダ外気浴のサウナニュー大塚。
看板には明かりが灯っているが、どうだろう。
下の記念湯は営業していたが、2階のサウナはまだお休みらしい。
しかし緊急事態宣言の解除で、元気が出てきた雰囲気の周りの飲食店を眺めていると、ここの復活も間近に思える。
呼ばれた気がした。 https://t.co/EMx1Hy719q
— ふちうサウナ (@f_shiraitodai) 2020年5月27日
プロサウナーではないけれど、ツイートに呼び込まれて初めてのカプセルイン大塚へ。
奥の角海老宝石の看板がいい味出してる。
ここには文字通り宝石店の角海老があって、ボクシングジムの角海老があって、男たちが惹かれる角海老がある。
角海老の街、大塚。
しかしカプセルイン大塚の入口は少々枯れた雰囲気だ。
4階に受付、「ゆったりの大浴場」は8階で、間の階にはカプセルがあるのだから、なかなか大きい施設には違いない。
今日は90分1000円のコースで入浴。
館内では何とかゴシック、と名前を付けられそうな太い文字の貼り紙が目に入るが、浴室前には細めの軽快な書体で「サウナ室は3人までの利用で……」の注意書きが貼られていて、ここもやはり影響を受けているのだなとあらためて思う。
細長く横っ腹にドアがあるサウナ室はぎっしり入れば10人いけそうだが、今はポツンポツンポツンとマットが敷かれていて確かにコロナ対策仕様だ。
ストーン式のストーブはカラカラ寄りの設定、室温計はなかったが脱衣所のサウナ制御盤では90℃の表示。
本来カラカラにしてはもう少し設定温度を上げてほしいところだが、なにせ3人までの利用なので出入りも少なく、汗をかくのに不足は感じなかった。
水風呂には水温計がありこちらは20℃だったが、体感ではもっと低め。
窓がなく全体的に暗い浴室の中ではあったが、水風呂には爽快感があって正直意外だった。
キンキンとは言わないが「キンキ」くらいに評しても間違いはないだろう。
休憩室への道。
このカラーリングは、どことなく昭和時代のハイセンス。
この先には座布団がたくさん並べられた大部屋があり、爺様たちが横になっている。
休憩室の窓はワイド大塚ビュー、駅前は再開発が。
サウナ玉泉、サウナニュー大塚、そして今日のカプセルイン大塚。
大塚は角海老の街であり、サウナに恵まれた街であると言える。
さて、何か食べて帰るか。
それとも飲んで帰るか。
飲食店もようやく22時まで営業可能になったのだから、ささやかながら社会貢献していこう。
(この後レモンサワー5杯飲んでクラクラしながらなんとか帰った。店の人がニコニコしてるし、こっちも嬉しくなって飲んじゃったよ)
【カプセルイン大塚】