15:00頃 左膝にもやもやとした違和感を覚える
15:30頃 もやもやが痛みに変化する
16:00頃 痛みが強くなり脂汗が出てくる
16:05頃 鬼の形相で同僚に「整形外科を持ってきてくれ!」と訴える
16:15頃 逃げるように職場を出る
16:20頃 強まる痛み。足を引きずって整形外科へ向かう
16:25頃 タクシーを拾おうとするも、運転手と会話をする気力がなく徒歩継続
16:35頃 あまりの左膝の痛みに崩れ落ちる
16:40頃 なんとか整形外科着。受付で痛みを訴える。救急扱いにはならず順番待ち
16:50頃 初診の記入用紙に脂汗が垂れる。どうして救急車で来なかったのかと後悔する
17:00頃 座っているのも立っているのも無理。普段より強く人生に絶望を感じる
17:30頃 断続的な痛み。水分を摂ってみたが変化なし
17:40頃 ようやく診察へ。問診、レントゲンなど
18:20頃 採血をして診察終了
18:35頃 抗生物質の処方を受ける。その場で飲む
19:00頃 徐々に痛みが和らぐ
暑くもないのに汗が出る。
「脂汗とはこういうものなのか」と、左膝が痛い中でひとつ学んでしまった。
サウナや岩盤浴の汗よりもよっぽどデトックスな、悪い液体が全身から出ている感覚があった。
とにかく左膝が痛すぎて、まったくスッキリはしないのだけど。
診察結果は蜂窩織炎(ほうかしきえん)。
足元の傷からばい菌が入り腫れや痛みになるという、序盤から負けが込んだ力士が7日目あたりからずる休みの理由に使う、あれだ。
痛風も疑われたけれど(膝から痛みが出るケースもあるそうな)、採血の結果を聞きにいくと尿酸値は平常だった。
ただ蜂窩織炎の診断も、たまたま左膝に小さな傷があったからそういうことにしたという感で、実際は原因不明だろ、これ。
5年前に職場で、室内なのに熱中症になったことがある。
サウナでもクラっときたことなんてないのに。
あの時は俺のおかげで空調の設定温度を下げることになり、同僚からは大層感謝されたものだ。
しかし今回は勝手に左膝が痛くなっただけなので、なんにも職場の改善にはつながらず笑われただけ。
抗生物質が効いてきた俺は、途中で放り出してしまった仕事に責任を取るために、もう一度職場に向かったのだった。
以上