遺伝子の淘汰

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(写真は府中市にある大学のキャンパスですが、私が通っている大学ではありません)

 

昨日は大学の交流会。

他はどうなのか知らないけれど、うちでは院生と学部生はほとんど交わらずに日々を過ごすので、貴重な機会であったし、もしかしてこれが最後かもしれない。

また新型コロナの感染者数も増えてきてるしさ。

 

それにしても学部生はみんな美男美女ばかりだった。

単純に若いから、肌がきれいだからという要因も大きいのだろうけど、偶然の一致では済まない程度の人数が集まって、その感想だった。

この世代の親たちだって、もう当たり前に結婚する時代を生きたわけではない。

「遺伝子の淘汰」という言葉がよぎった。

そして彼ら彼女らはまだまだ丸い。

削れて尖ると、怒ってばかりの大人になってしまう。

こうして縁あった者たちだけでも、丸いまんまで生きていってほしいと思う。

 

昨日は交流会に向かう前に、大学ではない図書館に寄って調べものをしていた。

そこでまた怒鳴る高齢男性を見た。

図書館は実に治安の悪い場所だから、子どもを連れていってはいけない。

これまでに何人も図書館で怒鳴る高齢男性を目撃してきた(どうしてかこのタイプに女性はいない)。

どうして本を借りて返すだけなのに、責任者を呼び出して恫喝する必要があるのだろうか。

死ぬまで暇なのが確定すると、人間はこんな風に仕上がってしまう。

もともとの気性難の深化か、それとも衰えか、原因はどちらであれ、精神の寿命は肉体の寿命の手前にある。

俺もああはなりたくないから、乏しい金と時間をやりくりするような生活も、脳のためには続けていくべきなのだ、きっと。

 

「これから」と「ここまで」を見た、午後だった。