この国は年寄りの国なのだから

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成人式の会場前の看板と、集まっている若者たちを見て、とりあえずここでは成人式が開催されてよかったと思った。

去年出席したかったにも関わらず開催されなかった、その人たちがなにを思っているかはわからないけれど、とにかく今年はよかった。

俺自身が群馬で成人式に出たのは、実に平成12年!のこと。

当然出る気はなかったけれど、どうしてか出席させたがる母親に押されて出席した。

特におもしろくもなく(当時はまだ仲のいい友人とは、成人式などなくてもつながりはあったので)、あっという間に終わってしまって、行かなくてもよかったと思ったけれど、今となっては出席させたがった母親の気持ちもわかる気がする。

やっぱり、なんか、華やかなんだよね。

そこに自分の子どもがいないことに耐えられなかったのだと思う。

 

ところで学校は年末年始の休みから一気に入試モードに切り替わった感じで、まだ中途半端な身分の自分は近寄りがたい状況になっている。

オミクロン株のこともあるしさ。

そこでどうするか、データベースが使えることもあって図書館に行くことも多いのだけれど、よくまあ怒鳴っている年寄りがいる。

本を手に取って借りるだけのことなのに、「責任者出せ」ってどういうことよ。

もはやこんなところに子どもを連れてくる気なんてしないけれど、それによって彼らの帝国が完成するわけだから、理不尽で悔しい。

もう図書館は福祉の予算で運営したらいいのではないか。

福祉のすべてが高齢福祉ではないけれど、この国の予算から実質的に福祉に費やされているのはどれだけの金額なのか、可視化してしまえばいいと思う。

この国は年寄りの国なのだから、堂々と。

 

新成人、おめでとう。