面倒なので「路上生活者になる」と答えていた

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世の中のまともな人間が属する企業では、おおよそ先週の金曜にボーナスが出たらしい。

(自分はまともだけど年俸制だ、とかそういうのは置いておいてほしい)

まともでない人間(例:俺)が属する企業では、もう12月の半分が終わるのにその支給日が明言されていない。

出ることは出るらしいというのは、最近知った。

 

去年の冬のボーナスは、1円でも減ったら辞めようと思っていた。

減ると決めつけて、だから辞めるんだと思って、安心して過ごしていた。

まともな人間たちは、すぐにニヤニヤしながら「辞めたらどうするの?」と訊いてくるので、構ってやる義務なんぞないのはわかっているけれど、面倒なので「路上生活者になる」と答えていた。

たぶんこの日記のどこかにも、そんなことを書いた記事が存在している。

実際、路上生活に惹かれていた。

たいがいの路上生活者は最後は本格的に精神疾患になってわけがわからなくなって死ぬ、という部分にたまらなく魅力を感じていたし、今もそう思っている。

そうしたら、南武線に乗ってユーランド鶴見に行って、ユーランド唐揚げを食って、また南武線で府中本町に帰ってくる程度の金額の、微増も微増で笑ってしまった。

 

今年はどうだろう?

手取り額は減りそうな雰囲気がある。

「それなら今年で仕事を辞めるのか」とまたニヤニヤしながら訊かれたら、それだけではないと答える。

辞めるものは仕事だけとは限らない。

俺はもっと根元にあるものを辞めたいし、そもそもそこにボーナスは関係がない。

 

今年には心底うんざりした。

痛い身体で生きるのにはもう飽きた。