◎エフフォーリア
○シャフリヤール
▲グレートマジシャン
△ヴィクティファルス
△ヨーホーレイク
△グラティアス
△アドマイヤハダル
◎エフフォーリア。
父・横山典弘が41歳で手にしたダービーのタイトル(今の俺と同じ歳だったのか!)に、22歳の息子・横山武史が挑む。
若いなりに2年前のダービーでは、リオンリオンに乗って逃げを打った経験がある。
それに去年の関東リーディングで、なにより今年の皐月賞ジョッキーだ。
ダービーを勝つには若すぎる……なんて声が聞こえてくると、余計に勝たせてやりたくなる。
馬は4戦4勝、皐月賞では3馬身差の勝利、ダービーでは絶好の1枠1番。
これに無理矢理逆らおうとしたら、競馬が単なる数字合わせの賭博に成り下がってしまう。
○シャフリヤール、▲グレートマジシャンは毎日杯の1、2着馬。
皐月賞でエフフォーリアの後塵を拝した馬たちは似たり寄ったり、ならば好タイムで決着した毎日杯組を相手に取りたい。
3月以来のレースなら、どちらも疲れは癒えているはず。
阪神1800mからの臨戦は強調材料にはならないが、シャフリヤールは共同通信杯3着、グレートマジシャンは新馬と1勝クラスを連勝と、東京実績といえるものは持っている。
△ヴィクティファルスは皐月賞での人気が忘れられた感と内枠で、△ヨーホーレイクと△グラティアスはどことなくボールドエンペラーを思い出させる皐月賞の内容、最後の△アドマイヤハダルは距離延長で有利になるとも思えないが、皐月賞での本命馬が前売り12番人気なら押さえておかなければ。
二十年間競馬をやって、他人に教えるときには馬にほれるな、とニヒルにいい放ちながら、さて自分が買う段になると、どうしても好きな馬に手が出る。ダメだろうな、と思って買って、やはりダメなのである。だから、今日の予想は私に付き合わないでもらいたい。