◎キタノコマンドール
◯ブラストワンピース
▲ダノンプレミアム
△ステルヴィオ
△グレイル
現実には「この血統ならダート短距離で潰しがきくから」「とりあえずサンデー入ってない種牡馬がこれしか空いてなかった」など、サラブレッドの生産は様々な思惑を持って行われているに違いない。
しかし最高峰のレースはダービー、全ての馬が目指すのはダービー、その価値観に間違いはないはず。
だからこそ最高の準備をしてきた馬から買いたいのがダービー。
とうとう今年も、この日がやってきた。
◎キタノコマンドール
あらためて前哨戦をチェックしていると、すっかりこの馬の皐月賞での末脚に魅了されてしまった。馬場の内目から中目を通って先行した馬が残ったレースで、大外から一番鋭い末脚でダービーの優先出走権を獲得。単なる話題先行型の馬ではない(皐月賞ではそうと決めつけ、全く買い目に入れていなかった)ことを証明した。秋以降を意識して、本賞金獲得を目指して京都新聞杯あたり…なんて発想もなくダービーに絞って調整してきた過程もまた魅力。あとはデムーロ、お前に任せる!
◯ブラストワンピース
本来ダービーで本命にしようと考えていた馬。18頭中で潜在能力は一番だと思っている。問題は馬体の太さ。成長分と割り切ってしまえばいいが、陣営は馬体を絞りたくハードワークを課したという話もある。敵の前に己と戦っている状況では、評価を差し引かざるを得ない。
▲ダノンプレミアム
予定通り皐月賞に出走して、予定通り勝利していれば、何の問題もなくここでも重視できた馬。一頓挫あった分の弱みが最後の直線1ハロンに表れてしまう予感が消せずに3番手評価。中内田調教師も、あんな報道があったしさ…
△ワグネリアン、△ステルヴィオ、△グレイルは皐月賞で速い上がりを使った馬たち。上記3頭とは差があるが、決め手が生きれば馬券圏内に。特に皐月賞で1番人気だったワグネリアンは、8枠17番ということもあり必要以上に軽視されている感がある。△の中でも、この馬だけは三連単の2列目にマークする価値はある。ただやっぱり外枠なので、勝ち切るまでは想定しなくとも、といったところ。
5月27日15時40分、東京競馬場で逢いましょう。
よいダービーを。