京王線が塀に突っ込んで動いていない

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起きたら京王線が塀に突っ込んで動いていないという。

どこかの家に突っ込んだの?と思った。

線路上に崩れた塀に突っ込んだとのことで、それはよかったと思った。

外が晴れているので忘れていたがこの空は台風一過だ。

電車が止まっていては出勤できないし、駅も混乱しているだろう。

生きていたらそのうち出勤すればいいと思い二度寝に入った。

職場に電話をかける時間にアラームをセットし直したが、眠れずにゴロゴロしていただけ。

10時前に家を出たら倒木が2ヶ所で甲州街道が片側通行。

 

10時5分発各停新宿行きは定刻通り入線してきたが大混雑。

ノロノロ運転にもう諦めて、再度職場に電話して休むことに。

本来新しい部署での初日だったはずだが、異動を忘れられたサラリーマンにとって気持ちの重い10月1日だったので、結局逃げた。

各停しか走っていない、というアナウンスだったのに隣のホームに区間急行本八幡行きが入ってきた。

不意をついて入ってきたものだから、案外空いていてふらっと乗った。

千歳烏山からはぎゅうぎゅうで最初からこれなら乗らなかった。

満員電車の中、小柄なおばあちゃんがおじさんの隙間で器用に居場所をつくっていて感心した。

 

終点まで乗ってレインボー本八幡店でサウナに。

たけさんは働くことで生き生きする人。

俺は働くたびにうんざりする男。

サウナ、水風呂、ネギ辛みそラーメン、レモンハイ。

東京に住めなくなって、神奈川で働けなくなったら、千葉に行くかもしれない。

根拠はない。

群馬には戻らないだろう。

千葉で生活保護を受けるのだろうか、千葉に納税したこともないくせに。

帰り道はほぼ通常ダイヤに戻っていた。

 

上の息子を迎えに保育園に寄る。

保育園は楽しそうだがあと半年だ。

学校には行かせたくない。

自分が嫌った場所に、自分の分身を送り込むのは心が芯から痛い。

妻は学校は楽しいところだった、と何の迷いもなく語る。

本当にどうして俺と結婚したんだ?

俺は変わらず終わらない夏休みが欲しい、年が明けない冬休みが欲しい、新学期を忘れた春休みが欲しい。

無いものを欲しい欲しいばかり。

 

迎えに行った息子とふたりで府中のサイゼリヤ

合わせてたった1200円。

妻は下の息子を連れて友だちと夕食。

何を食べたかもいくらしたかも訊かなかった。

最近は子どもふたりを風呂に入れると疲れる、のぼせる。

寝る前に、明日は出勤する気になっている。