バファリンを食べながら働いた

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仕事に行った。

働き始めたらすぐに歯が痛くなった。

左の奥歯。

痛みが左の耳までつながって、顔の左半分がひび割れた感覚になってどうしようもなかった。

ロキソニンをもらって飲んだ。

効いたんだか効いてないんだか、という感じだった。

今度は自分でバファリンを買ってきて飲んだ。

2錠飲んで少々でも痛みが和らいだのは1時間くらいだった。

次は4錠飲んだ。

その次も4錠飲んだ。

あっという間にバファリンを一箱たいらげてしまった。

 

ろくに人のいない職場で、痛み止めの薬を食べながら働いただけの日曜日だった。

ミスドの箱も自分で組み立てられない

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今日はなんにもしない火曜日にするつもりだったんだ。

 

ところが朝の5時半に目が覚めて論文になど手を付けてしまって、さらに9時になったら職場から「体調が悪いので代わってもらえないか」との連絡がきてしまった。

午後に来てくればいいというので、まともに考えれば13時かと思うのだが、私は気が利くので12時ちょうどから代わることにした。

ああ、なんにもしない火曜日…

 

でも、よかった。

もともとその仕事をするはずだったのは、かなりピリピリした人だった。

俺はそのピリピリがかつては鎧であったのを知っているのだけれど、脱がないうちにすっかり体に定着してしまったのも知っている。

正直、周りは息苦しそうだった。

しかし代役が俺になって雰囲気が変わった。

「この人はとにかく不器用なんで、ミスドの箱も自分で組み立てることができなかったんです。おかげでそこのミスドはセルフモードを止めてしまいました」と紹介されて、爆笑された。

さすが俺にミスドを動かすほどの力はないと思うけど、箱を組み立てられなかったのは確かだから認めざるを得ない。

今日はやることはやったよ、ミスドではなく仕事でね。

体調が悪い時はお互いさまだ。

人助けの一日だったと思えばいいんだよ。

ただそのピリピリの鎧を脱ぐのはあきらめてはいけないと思う。

もしかして当人にそれを伝えるまでが今日の仕事なのかもしれない。

 

せっかくだからミスドのドーナツを買って帰ればわかりやすいオチになったんだけど、買わなかった。

スーパーで3個255円の菓子パンを6個買ったので、これを明日の家族の朝食とする。

 

以上

坂の下のピース湯

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ここは絵になる坂で有名らしいんだけど、どうにも手前が暗すぎるし、いかんせん工事中だったのでこれは仕方がない。

時は如月、「年度末だから予算消化で工事をしているんだろう」などと昭和の俗説を開陳してわかったような顔をしている人がいる。

そうじゃないよ、「ここまできたから今年度は何とかなるだろう」と、ようやく本来は手を付けたかったところを何とかできる時期になっただけなのだ。

災害は金持ちが住んでいる土地だからと避けてくれるわけでもないのだから。
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今日は理由があって港区高輪をうろうろする数時間があった。

大した理由ではないけれど、そのくせ説明には字数が必要なので、あとで直接会った人にだけ教えてあげる。f:id:tsumetaimizuburo:20240209192419j:image

泉岳寺の駅名にはインパクトがあるから知っていたけど、港区高輪の駅だとは認識していなかった。

すぐ隣には東海大高輪の高校と中学があった。

泉岳寺の敷地内に「首洗い井戸」なる恐ろしげなスポットもあったけれど、この手のものはとりあえずのぞき込んでしまうのがサウナ愛好家というか、水風呂愛好家の性だ。

見たところ、今はこんこんと水が湧いている雰囲気ではなかった。
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高輪のプリンスホテルにもサウナはあるらしいけど、宿泊者しか利用できないらしく俺とは一生縁がない。

そこで西大井まで移動してピース湯に行った。

看板に↙印があって、矢印の通り坂の下に銭湯があるロケーションがいい。

この雰囲気をうまく立体感のある写真に収められる人に、ぜひサウナの世界に入ってきてほしい。

お客が15時半のオープンに殺到するのではなく、じわじわと増えていくタイプで鶴見の竹の湯も確かそうだった。

浴室の入り口に「入りすぎに御注意」の貼り紙があって、居心地のいい銭湯なのだろうと嬉しくなって入ったらその通りだった。

shinagawa1010.jp

 

以上

佐々岡真司(広島)5勝17敗、権藤正利(大洋)28連敗

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今日はさ、仕事の昼休みにサウナに入ったの。

もちろん大した時間はないからさ、そういう時は下段に座って15分を1セットだけ。

ろくなことがないのはいつものことなんだけど、自分の具合もいまいちで、もちろん体調が悪い時にサウナに入るのはよくないのは知っているんだけど、芳しくないのはメンタルだったから、まあちょっとゲンを変えるというか、いかにもおっさんくさい動機だけど、溜まった汗をいったん出してしまえば流れが変わるかもと思ったわけだ。

結局なんにも変わらなかったんだけど。

 

うちの母親はさ、たまにここにも書いてるけど、鬱病で苦しんでる期間が長かったの。

当時の自分にそんな知識はなかったんだけどさ、今となっては隔離病棟というか閉鎖病棟というか、そういうとこに入院してた時期もあったんだ。

まあ放っておくと自殺しちゃう状態だったから、そういうところに入れられてたわけだよね。

そんな目一杯に悪い時期を経て、今は70を過ぎたけどさ、元気になって学童保育で働いて先生なんて呼ばれちゃってるんだ。

そりゃ苦しかっただろうけど(周りも苦しかったんだけど)、ある意味では自分の体というか、脳の状態に素直に付き合っていった結果、自分でも楽しいと言い切る今の日々にたどり着いたんだ。

そしてその息子は騙し騙し、ほんとに小手先のテクニックというか、それこそサウナで汗出して水分入れ替えたらもう半日やれるだろうって、イワシの頭も信心みたいな世界で資本主義社会を無理やり泳ぎ続けているわけだ。

泳ぎ続ける必要なんてあった?

俺も素直に閉鎖病棟に入ればよかったんじゃないの?

みんな、他人を批評する時に限っては「身の丈」って好きでしょ?

俺の身の丈は閉鎖病棟だったんじゃないか?

 

騙し騙しでも、なんとかシャバで暮らせる日々のほうがいいというのは、母親の姿を見てきたからこその刷り込みでもあった。

でもシャバで暮らしていて、そんなにいいことあった?まともな出来事があった?明日が来るのが楽しみな夜があった?

まったくないこともなかったんだろうけど、それはせいぜい1993年の佐々岡真司(広島)5勝17敗くらいなもんでしょう。

なんなら今まさに、権藤正利(大洋)28連敗の真っ最中かもしれん。

それに俺はレスラーではないので、なんぼ負けても最後に勝てば勝者になるプロレス形式も適用されないのだ。

 

ぜんぜんまとまらないけどさ、これは日記だからさ、しかも俺自身の日記だからさ、雑な文で許してほしいんだけどさ。

人間、一応は「生きたい」の方向に本能はセットされていると思うんだ。

いろんな事情や病気で「死にたい」に意識が傾いた人も、それでも「生きたい」の本能とのせめぎあいがあるからこそ、時に「自分が死んだら悲しむ人がいる」という優しさがあるからこそ、余分な苦しみが発生してしまうのだと思う。

「死ぬ死ぬ言って死なないヤツは死ぬ死ぬ詐欺だ」と言って笑っているヤツを見ると、希死念慮のかけらもない人間がせっかく明るく育ったところで、こんな屑にしか出来上がらないのかと笑った後にむなしくなるよ。

 

以上

雪の日だから萩の湯へ

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国会図書館に、国立国会図書館法で定められている通りに、森羅万象ありとあらゆる図書が揃っているのであればこんなに面倒な思いをする必要はないんだけど、実際には法律が守られていないので、昨日は雪の天気予報をものともせずに都心へ行った。

この世で本当に貴重になってしまった、俺を自分の意思を持った生物として扱ってくれる人と会って、図書を受け取って、お礼に府中のお菓子を渡した。

その時点で雪はまだ山手線に立ちはだかるほどの量ではなかったから、すぐに帰るのがもったいなくなって、鶯谷の萩の湯に寄った。

萩の湯を選んだのは、同じ鶯谷のサウナセンターに寄るつもりだったところで、冬の館内の寒さを思い出したからだった。f:id:tsumetaimizuburo:20240205223225j:image

広いサウナと大きな水風呂。

特に17℃の水風呂はこの時期には絶妙で、十分な冷えがあって、その気になれば長くクールダウンすることもできる。

雪の日のサウナ室のテレビに映し出されているのは、やはり八王子駅前だった。

俺はそれを見て、どうせだったら高尾駅で撮ればいいのにと思った。

平日の昼間の萩の湯は実にのんびりしていたが、ここに雪の影響があったのかどうかはわからない。

haginoyu.jp

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研究者の真似事をするだけで何かをやった気分になれる日々も、ぼちぼちと終盤戦に差し掛かってきたらしい。

 

以上