イーストランド、石和健康ランド、稲積水中鍾乳洞…

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今日のサウナは府中のあけぼの湯へ。

屋根の形と照明は富山のスパアルプスだけど、ここを「府中のスパアルプス」と呼んでいるのは自分以外に知らない。

本家スパアルプスほどにインパクトのある水ではなくても、ここの濃い青タイルの水風呂も蛇口から強めの掛け流しで爽快感はなかなかだ。

前はなにやら音を立てているだけだったサウナ室のテレビが、久しぶりに行ったら出演者のセリフが聞き取れるようになっていた。

直した?

 

年齢が変わって最初のサウナを「あ」けぼの湯で始めたから、次は「い」のサウナにしてやろうかと、電気風呂の前の椅子で外気浴しながら考えていた。

イーストランド、石和健康ランド、稲積水中鍾乳洞…

43歳になりました

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人に話せば誰からもうらやましがられて、本人にしてみれば貧乏くじの面があって、俯瞰すると人生でこれほどのチャンスはもうないだろう。

そのくらいの認識はある。

俺は今年の春から、働いて、学んでいる。

 

職場と大学院の二刀流はなかなかしんどい。

体力面でも、思考力の面でも。

大谷翔平くらいの才能と若さがなければ、あんなに軽々と爽やかに二刀流はこなせない。

俺はいつも疲れているけれど、これは疲れとともに、加齢によって基礎体力が失われた結果でもあることにようやく気づいた。

すなわち今がデフォルト。

余生をすべて肩も背中も腰も脳も重たい状態で生きていかねばならない。

 

さらに俺は疲れると、音が苦になる癖がある。

そこでは物音も声も不問だ。

最近は聖域がなくなって、妻や子どもの声さえ苦になる対象になっている。

精神のエネルギーは枯渇した。

いつか社会の教科書で見た、地球に埋蔵された石油より先に枯渇してしまった。

しかし自分自身の辛さより、こういう男と関わらないといけない人たちのほうが、面倒な思いをしているに違いない。

そのくらいは思っているから、心の中ではずっと毎日、頭を下げっ放しにしている。

 

それでも今まで手掛けた記憶をまとめて、未来のために残さなければならない。

失礼ながら「こんなのあるの?」という学会でも、未来への貢献は設立の意義として書かれているものだ。

よく東北地方の統計を見ていると「果たしてこの数字はデータとして扱っていいのか、もはや情緒論で扱うべきではないか」という気持ちになる。

先細りの社会の中では、油断しているとすぐに大事なものは消えてしまうのだ。

サウナ玉泉しかり、近鉄バファローズしかり。

あれ、話が逸れてきた?

とにかく俺はできる限りの過去を形にして残したい。

それを未来に繋げたいし、繋がる未来はあると信じている。

こんなにくたびれた男でも。

 

今日、43歳になりました。

 

たまには、怒んなきゃあね。

どんなちっちゃな生き物にだって、怒る権利はあるんだから。

だけど、ムーミンパパの怒りかたって、よくないわね。

ちっともはきださないで、みんな、しまいこんじゃうんだもの。

あんたったら、ほんとに自分自身をだますのがじょうずね。

トーベ・ヤンソンムーミンパパ海へいく』より)

季節の終わりくらいは自分で決めてもいいか

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8月31日はその響きだけで寂しい。

今日は夏の最後の思い出作りに、子どもたちを連れて境南浴場まで。

いつも40℃設定の家風呂と比べれば、どの浴槽も熱い。

水風呂を除けば。

子どもたちは水風呂からスタートして、その後は氷メロンの湯と水風呂の往復を続けている。

境南浴場は間違いなくサウナがお休み中の影響で、夕方過ぎでも浴室はゆったり。

いつまでも出たがらない子どもたちを「あんまり入り過ぎると鼻血が出るよ」と言って引き摺り出して、夏は終わっていった。

 

とはいえ今も手元に8月28日の、マツダスタジアム2階指定席1塁側南205通路15列R101番のチケットがある。

仕事が終わったらすぐ新幹線に飛び乗って、福山のサウナ日本に泊まって、翌日観戦するつもりだった広島VS巨人のチケットだ。

叶わなかった広島行き。

そうか、これを叶えるまではまだ夏なのかもしれないな。

季節の終わりくらいは自分で決めてもいいか。

ならば9月になっても、まだ俺の夏は続く…

脳と心臓がずっとイライラしている

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今夜のサウナは府中の桜湯。

よそと比べると高めの水風呂の温度が、まだ8月にしてまずまずの冷え具合になっている。

チラーを付けたり、配管を変える大工事をやったとも思えないので(特に休業期間もなかったし)、これは季節性のものだろう。

このあたりでは境南浴場もそうだが、季節に先んじて水風呂の温度に変化が出る。

今年はかなり早めに秋を越えて、厳寒の冬がやってくるのではないか。

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「忙しい」と口にしてしまうと、むしろ軽んじられて、声を掛けない大義名分を得たと受けとめられて、大事な話に素通りされてしまうことが多い。

だから口にしないほうがいいのはわかっているけれど、本当に時間が足りないのだからもうどうしようもない。

仕事、研究、家庭。

なにかと心がささくれ立っていて、脳と心臓がずっとイライラしていて、治安の悪さを一人で体現してしまっている。

こんな自分で8月が終わり、まもなくまた歳をとってしまうらしい。

 

以上

時代と生まれ合わせた環境の子

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人は皆、時代と生まれ合わせた環境の子。

たまに学部の子たちと話すと心の底からうらやましく思える。

彼ら彼女らは20年前の俺とは違って、社会に歓迎されて受け入れられていく。

おそらく数合わせとして扱われることはなく、「お前の代わりはいくらでもいる」なんて言葉を投げつけられることもない。

今の子は世代の総数は少ないけれど、俺の世代だってみんな消えたり消されたりしてしまったんだから、似たようなものだ。

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今日のサウナは府中の桜湯。

いつもふわっとして体感の水風呂に、今夜は冷えと重みがあった。

季節はもう秋。