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『馬道ひとすじ』(川島正行 2002)

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笹塚の古本屋で見つけた。

税込の108円、即買い。

 

川島正行という人は、元船橋競馬の調教師で、何度もリーディングを獲っていて、アジュディミツオーで海外遠征もしていて、息子の川島正太郎は現役の騎手で「坊ちゃん」とあだ名されていて…

というあたりは、wikipediaに書かれているものと相違ない(坊ちゃんを除く)。

 

読んでいくと何度も「オヤジ」という表現が出てきて、これは直接の父親ではなく、北島三郎氏のこと。

たまに漢字で「親父」と書かれているところもあって、これは北島三郎氏の父親である大野一郎氏のこと。

他にもサクラの全オーナー、フサイチコンコルド小林稔調教師、サプライズパワーの現東京都知事(6.12現在まだ辞任してない)の名前も出てくる。

調教師会から冷遇されるなど、川島正行本人が書いている以上に我が強い人柄だったように思えるが、やはり傑出した才能の人物の周りには傑出した才能が集まるということなのだろうか。

本人が言うように、

「間違ったことを素直に謝るやつほど勇気がある」

の精神を大事にしたからこそ、多くの人に信頼されたのであろう。

あと、川島正行騎手として、桑島孝春の連続リーディングをストップさせるほどの存在であったことは知らなかった。

これは申し訳ない。

 

それにしても、調教師試験に合格してもサブちゃんが口利きするまで馬房を与えようとしなかった、船橋の調教師会の頑なさである。

この本が書かれた2002年の時点でも、周囲には相当に含むところがありそうで、若くして北関東から流れ着くしかなかった森泰斗あたり、騎手としてではあるが排他的な船橋競馬の雰囲気に苦労させられたのではないかとも思った。

川島正行騎手も、森泰斗騎手も、若き日に騎手を辞め、思い直してもう一度戻ったところは共通している。

 でも川島正行厩舎の馬に、森泰斗騎手が乗ってた記憶はほとんどない。