嫌な声なので単位を捨ててしまう

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研究会で発表をした。持ち時間は質疑を含めて45分。あっさり終わった。

(府中白糸台日記「ずっと待っているだけの一日だった」より)

7日に発表した時の動画を見た。見たくなかったけど見せられた。醜い、歳を取った、そんなのはどうでもいい。自分で認識しているから。問題は声だった。俺はこんなに嫌な声をしていたっけ。嫌な声を文字で表現するのは難しいけれど、自分だったら、とある授業を履修してみるつもりで教室に入ってはみたものの、この声を半期で15回も聞くのはしんどいのでさっさと単位を捨ててしまうレベルだと思った。人格うんぬんよりも生理的に、というやつだ。息子たちも声変わりして俺の声になってしまうのなら申し訳ない。俺はひとりの時間を得られると、生意気にも「誰とも口をききたくない」なんて思っていた。違うんだよ、俺がしゃべらないほうが世の中のためで、俺は声なんか出していい人間ではないのだ。いつだったか、韓国で韓国人から「あなたの声と話し方は長嶋一茂にそっくり」と言われたことがあった。でも今の俺の声も話し方も資産も長嶋一茂とはかけ離れている。発表の感想がまとめてフィードバックされてきたけれど、目を通すと可もなく不可もなく「発表会の進行係」くらいの印象で終わったらしい。まあこういうのは具体的で痛い批判がなければ上出来なので、だから上出来だったことにしておこうかな。

 

以上