嫌いな声が聞こえてくる

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俺がいつも明るくて、ポジティブシンキングで、人から好かれる男だったらどうだろう。

想像しただけで吐けるくらい気持ちが悪いな。

結局自分が良くなるイメージを持たないで生きてきた答えあわせが今なんだろう。

自分が自分を、一番信じていなかった。

 

仕事で「来年にしましょうか」というやりとりを2件。

こっちもあれだが、相手も力尽きている。

このスピード感のなさは楽天だったら三木谷浩史の怒りどころだろう。

楽天の人にはいつも俺並みにうんざりした顔で働いている印象を持っている。

 

革靴を買ったら靴擦れして、これは大体いつものことなんだけど、今回の靴はしばらく耐えてみても足に馴染まないから、本格的に失敗だった。

すべて徒労でしたと痛くなった足に謝る。

 

新宿のJR東海ツアーズは混んでいた。

受け取りだけなら予約不要とのことだったが、順番待ちだけで1時間かかってしまった。

NSビルにはここで毎日働くことになったらしんどいな、と感じる陰があった。

 

サウナ室で他の人の会話が気にならなくなる方法はある。

どんな環境でも瞑想ができるよう耐性を高めるやり方ではなく、耳栓をするなど工夫で乗り切るやり方でもない。

それはもっと能動的な方法で、自分が誰よりもでかい声で喋ってしまうことだ。

そうして世界は壊れていく。

 

脳が疲れていると、眠る直前に嫌いな奴の声が聞こえてくる。

きっとこれから、聞こえてくる。

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今日のサウナはカプセルイン大塚だった。

この店はいつも、金も時間もない人間の心の隙間に入り込んでくる。