東京都は4日、新型コロナウイルスの新たな感染者151人を確認したと発表した。100人を上回ったのは2日連続。
(東京新聞)
16時45分の東京の感染者数が発表される瞬間を、ロスコの熱が強いサウナで迎えてしまった。
サウナ室にいたのは5人だったか6人だったか、情報番組でこの数字が流れた時、「うわっ」という声が聞こえてきた。
懐かしい感覚。
去年の夏の、東京の感染者が毎日5000人を超えていた頃、俺は感染対策の末端に従事していた。
あの時の見捨てられて、盾にされている感覚は酷かった。
これからもどんどん増えていく数字ということになっているけれど、今日の151人についてはなんの感想も湧いてこない。
明日1000人になってもなんとも思わないだろう。
なにかを思うための心は、去年の夏で壊れてしまったので。
もうひとつついでに、まとまった睡眠をとる能力も失われたままになっている。
そしてこういう人間は結構いるのだよ、わかりやすい医療従事者でもなければ誰からも顧みられないけれど。
役立たずはひっそり勝手に死んでくれの声が聞こえてくる。
実際、自分に求められてるのはそこだもんな。
年末年始は四国や関西のサウナをまわったけれど、帰ってきてみればロスコのサウナが一番好みで間違いない気がした。
あれは、これを確信するための旅だったのか?