押さえ込んで、押さえ込んで、押さえ込んで

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もうすぐ終わる9月、保育園に通う次男は元気だったが、小学2年生の長男にはいまひとつ元気がなかった。

学校も数日休んだ。

それには原因があって、今はまた学校に通えているのだけれど、俺は学校を休んで家にいる日の長男を見て、呆けてしまったのかと思った。

テレビに繋いだYouTubeを見ながら「ずっとこれでもいいかな」と薄く笑ったりしている。

もうそれは俺からの遺伝そのものが表れた姿で、なにかを説く気にもならず、申し訳なくなってしまった。

俺は母親から受け継いでいる鬱の気質を押さえ込みながら生きていて、さらに息子の中にいる俺の気質も押さえ込んでやらなければならない。

押さえ込んで、押さえ込んで、押さえ込んで。

パパはこんなに肩が凝ったまま、もう10月を生きられる気がしないよ……