△モズカッチャン
今年のエリザベス女王杯は豪華メンバーの評。
思うに3歳馬、秋華賞の1着〜3着馬がレース間隔がどうの、距離延長がどうの、騎手の手配がどうの、などと泣き言を言わずに揃って出走してきたことがその要因。
しかしこの3歳馬たちの目標は当然、まずは世代限定の秋華賞だったはずであって、そのためのトライアルも使われてきている。
秋華賞を制したディアドラに至っては8月の札幌から毎月1レース、季節を越えて使われ続けてこのエリザベス女王杯に挑む形。
ならば古馬、前哨戦を叩いてエリザベス女王杯に全てを懸けてくる熟女たちを重視するのが必然だ。
海外遠征から半年の休養を経て府中牝馬Sを「いかにも」な競馬で2着したヴィブロス、鞍上ルメールが継続してくるのもまた「いかにも」で軸馬に相応しい。
相手はこれも休養明けをひと叩きのローテーション、ここにきて急にツキがなくなった武豊から川田に乗り替わりのスマートレイアー。
この両ディープインパクト産駒を、クイーンズリングとルージュバックの両マンハッタンカフェ産駒が追いかける力関係。
ミッキークイーンは去年の3着馬、モズカッチャンは評価を下げた3歳馬だがタフなイメージでこれだけは買い目に入れておきたい。
今年のエリザベス女王杯、主役は熟女。