JNファミリーの閉店

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舞浜駅より先に東京ディズニーランドが開園して、追い込みのミスターシービーが三冠を達成した昭和58年。

その年に開店したJNファミリーが、とうとう閉店の日を迎えようとしている。

年齢でいえば俺の後輩だから、お前まだ早すぎるだろう、まだまだやれるだろうと思う。

しかし37年間を働き続けてきたと考えれば、JNファミリーは偉大な先輩だ。

「相模原の中心は町田」という皮肉があるが、今でも寂しい相模原駅前の、37年前は一体どんな感じだったのだろうか。
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転職してこのあたりで働くようになった7年前に、このJNファミリーを知った。

それからボツボツと立ち寄るようになった。

この春に俺は左遷されるので、これからはJNファミリーに寄りにくい場所で働くのかとぼんやり思っていたら、先にJNファミリーが消えることになってしまった。

37年の歴史の隅っこしか噛んでいないけれど、俺にとってのJNファミリーとは、忽然と現れて幻のように消えていくサウナ屋だった。

 

https://machida.keizai.biz/headline/3223/

相模原のホテル・温浴複合施設「Spa&Hotel JNファミリー」(相模原市中央区相模原7)が2月28日に閉店する。コロナ禍での売上減少、施設の老朽化が影響した。運営は温浴事業やアミューズメント事業などを手掛けるリラフル(厚木市)。

 施設の老朽化が年々深刻化し、都度の改修工事でしのいできたが、コロナ禍による行動の自粛、消費の抑制による客数の減少、売上の減少が重なったという。「10年、20年先を見据えた結果、閉館を決定した」と支配人。

(相模原町田経済新聞)