アダムアンドイブの引力に負ける

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未来のことにはあまり興味が持てず、過去の出来事に惹かれてしまう。

それは自分に懐古主義というか、懐古趣味なところがあるのが要因のひとつ。

そして「前向きに」の言葉を免罪符として使い、悪魔だった自分の過去を無かったことにしようとする手合いを、何人も見てきたことがもうひとつ。

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大人になると、それぞれが足を引っ張り合う。

相手の失敗を見て喜ぶのが大人。

相手の失敗を掘り起こして達成感を得るのが大人。

しかしまあ、たくさんの悪い人間に会ってきたけれど、一番悪かったのは悪気のない人間だった。
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今日は7月20日だった。

本当なら小学2年生の長男は、明日からの夏休みを楽しみに半ドンで帰ってくる日のはずだった。

大人たちは苦しいが、子どもたちもまた巻き込まれている。

新型コロナウイルスについては、人知の及ばなかったものだから仕方がない、と言い切って逃げることもできる。

別に俺は西村大臣ではないし、もちろん安倍首相でもないし、まして妻は安倍昭恵さんではないのだから。

ただこうして社会が右往左往して、足元をグラグラさせている状況を見ると、こんな世の中しか子どもたちに用意してやれなかった悔しさはある。

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今日のサウナは六本木のアダムアンドイブだった。

月曜日と火曜日は普段より1000円引きの、それでも2980円なのだが、この料金で入ることができる。

俺は親しい人から「お勧めのサウナは?」と尋ねられたら「午前中のアダムアンドイブ」と答えるようにしている。

清掃が終わった後で館内の雰囲気が落ち着いていて、スタッフさんは時折こちらの様子をうかがいながらもいい距離感で放っておいてくれる。

単身赴任先から、もしくはしばらく漁に出ていた先から、懐かしい家に帰ってきたような気持ちになる。

サウナと水風呂の良さについては、ここであらためて書くまでもなく。
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本当は新しくオープンしたミナミに行こうと思っていたのだが、同じ六本木ではアダムアンドイブの引力に負けてしまった。

今日も明日も明後日も、そして来週も、長男は5時間の授業を受けてから夕方に帰ってくる。